今年の注目スノーボードDVD予告編集

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年々増えたり消えたりするフィルム・プロダクションズ。生き残りを賭けた販売合戦は、さながら戦国状態だ。彼らは未来のスノーボードに向かってスタイルを提案し、我々を新しい世界に誘ってくれる。これから出るDVDが、来季のあなたのスノーボーディングのスタイルを作っていると言っても過言ではないだろう。

そんな混沌としたスノーボードDVD世界の未来を模索すべく注目のティーザー(予告編)を集めてみた。

メーカー主体
そもそもスノーボードDVDの世界は、スポンサーとなるメーカーのサポートがあり成り立っているものだ。メーカーは協賛することでブランドをアピールできるし、フィルムプロダクションズはそのDVDの売り上げ共に、スポンサー費用の収入を得ることができるのだ。しかし、ここ最近はメーカーが独自にDVDをリリースし、自社のブランドを自社レーベル(フィルム・プロダクションズ)で出す傾向が増えている。昨年のForumのThatは最もわかりやすい例だろう。
そこでまずは、メーカーが直接リリースするDVDのティーザーをご紹介しよう。

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2シーズン貯めたシモンのフッテージが遂にChild Supportで登場! ちなみに右はシモンのパパです。

ブランド名:Stepchild Snowboards / Nomis(2ブランドのコラボによる作品)
タイトル名:Child Support
http://www.defectivefilms.com/teaser1.shtml
ファミリー的に付き合うStepchild SnowboardsとNomisが強豪タッグを組み実現した作品。両ブランドの看板ライダーでもあるシモン・チャンバレンやアマチュアながらプロ顔負けのパフォーマンスを屈指するジョー・セクストンも登場。
北米の新しいムーブメントをチェックするには最適な最新スタイルを提供する作品となるだろう。

ブランド名:Roam Snowboards
タイトル名:Any Means
http://www.romesnowboards.com/anymeans/
北米で最も成長が著しいと言われているRoamの作品。こちらの作品も北米の最新のスタイルを見せてくれそうだ。

ブランド名:CAPiTA
タイトル名:First Kiss
http://www.eprodux.com/capitalism.htm
コア・ブランドとして名高いCAPiTAの作品。

ブランド名:Flow
タイトル名:First Snowboarding
http://www.flow.com/teaser07/teasers.php
Flow注目の初のチーム・ビデオ。世界の大会で大活躍するアンティ・アウティを筆頭に競技者ライダーたちが、雪山を自由に使った映像は必見だ。Flowというと何か正統派のイメージもあるが、この作品を見る限りかなり悪ノリの遊びの画も多い。かなり古くて恐縮だが、大昔のケンパー(80年代から90年前半にあったボード)のようなノリがある。

大御所レーベル
スノーボード界を牽引して来た大御所レーベルと言えるフィルム・プロダクションズ。今年も横綱Mack Dawgが圧倒的な強さを見せそうだが、大関(いや関脇か小結?)の他のプロダクションズなども黙っていないぞ。どちらにしてもその作品が好きか嫌いかは、フィルム会社の大きさではなく、あなたが決めることだけど。
ここで紹介する以外にももっとたくさん注目作品はあるが、まだティーザーをアップされていないところも多い。

フィルム会社名:Mack Dawg Productions
タイトル名:Picture This
http://www.mackdawgproductions.com/videos/view_video.php?viewkey=e3bef5e069713af9fa6c
今年、世界で最も売れそうな作品。圧倒的なクオリティ。ティーザーを見れば、あなたもこの実力を理解できる!

フィルム会社名:Mack Dawg  Productions
タイトル名:We’re People Too
マック・ダグからリリースされるもう1つの作品。メインとも言えるPicture Thisには出れない明日のメジャーを夢見る3Aレベルのライダーが出るという声もあるが、いやいやまだ無名でも世界屈指の実力者揃いが出る。そしてこちらの作品は、何よりその登場するライダーの息遣いがわかるようなビデオ作品の裏側にもスポットを当てている。
http://www.mackdawgproductions.com/videos/view_video.php?viewkey=56627478ec76a704e9b5

フィルム会社名:Whiteout Films
タイトル名:Wear It Well
http://www.whiteout-films.com/videos.html
カナダの大御所プロダクションズ。デバン・ウォルッシュ、クリス・ダフィシー、ラウリ・ヘイスカリなどビデオ・スター揃いで注目!

女の子対決!
ガールズと言えば日本ではリルや昨年リリースされたスローライフが有名である。作品の流れはライダーのチャーミングさもアピールする面も強くアイドル的であるとも言えるが、海外の作品ではよりそのライダーの実力を披露するものとなっている。昨年海外モノではMisschief Productionがあったが、そちらは消滅。その代わりにRunway Filmsが出たような格好だ。

フィルム会社名:Runway Films
タイトル名:It’s Girls Gone WILD !
http://www.runwayfilms.com/home.html
今年、世界トップのガールズの実力を最も見せてくれそうな作品。女の子でプロを夢見る方は、絶対にチェックすべきビデオ。

フィルム会社名:An All Female Snowboard Film
タイトル名:FLOAT
http://www.floatfilm.com/floattv.html
こちらの作品も世界のトップ・ライダーが出るので、ガールズ必見!Runway Filmsとの対決はどちらに軍配に上がるか注目。

日本の作品や売れ筋はどれ?
ここまで海外の注目作品を紹介して来たが、日本でも今年たくさんの作品がリリースされる。これまでの流れでは、ファーストチルドレン(FC)、レッドアイズ、そしてガールズではリルの販売力が目立った。そして、昔からの流れでカオスがあり、新しい動きとしてカーダンチも出て高い評価を受けている。ちなみにおしゃれ小技などハウツー・ビデオも売れている現状がある日本のマーケット。今年は、どの作品が出て来るか。

dmkの予想では、昨年からリリースされたハートフィルムズがかなり台頭するのではないか、と思われる。布施忠を筆頭に、出ているライダーが映像を残すことにひじょうに貪欲だと思われるのだ。雪な豊富なカナダを主戦場にしていて、映像数で優位に立っていると思われる。

これまで売れていたFCやレッドアイズ、そしてリルも高い販売数字を出して来るだろう。これらの作品は、ブランド・ロイヤリティ(忠誠心)をを築いて来たからだ。
しかし、いくら売れている作品と言えどもこの早いスノーボード界の動きの中で、成長幅が少なければ落ちて行く可能性は高いだろう。これまで名前を売って来た大御所レーベルは、これから過酷な戦いが待っていると言えるのではないだろうか。

そして、何度も伝えて来たが、この戦国スノーボード業界で勝者を決める鍵を握るのは、お金を出してDVDを買うあなたです! 

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