連日お伝えしているウィスラー春大会「Old Spice World Snowboard Classic」、本日はハーフパイプ男子の予選が行われた。この日のベスト16位の選手が、明日の決勝で招待選手といっしょに戦うことになる。
愛媛E.P.BROSのこの2人ヤバ過ぎ!
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この日も目立ったのは、青野令と藤田一海だ。抜群の高さと、高回転スピンで見る者を魅了した。二人を見ているとまさに新時代を感じさせる。
青野は右肩を痛めての出場であるが、それでもバックサイド9をスムーズに決める。すでにバックサイド1260まで決めるというが、900は完全に青野の射程距離内、言い換えれば8割ほどのさじ加減でできるような技に見えた。
藤田の最終ランも転倒したが圧巻だった。フロント7からキャブ7と完璧で高さも抜群、そこからさらにストレートを一発お見舞いして、次にバックサイド・スピンをしたところで惜しくも撃沈。しかし、このランは藤田の気合が伝わるランだった。
今年、DVD撮影をメインに動いて来た村上史行も調子を上げて来た感じだ。お馴染みの高さに加えて、技をまとめるようなデリケートさも加わった印象。今年はあまりパイプに入っていないようだが、2日目の大会となり調子は上向きと言っていいだろう。
吉野満彦は、残念ながら納得のランが出ず。持ち前の実力を発揮できかったようだ。
外国勢では、クリスピン・リップスコム、ダン・レイモンド、ジャスティン・ラモルーなどカナダ・ナショナル・チーム選手も持ち前の実力を発揮したように見えたが、青野、藤田の前にはその存在が霞んで見えた。
明日の本選には、今夜、コロラドの撮影から強行軍でウィスラーに戻って来る中井孝治も出場する予定だ。
また、練習ランでその高いポテンシャルを見せ続ける石原タカも出場する。
女子では山岡そうこ、降旗由紀、田村弥生も登場する。
今年のウィスラー春大会はメダル候補の日本勢がズラリで、2001年ライオ田原が優勝したようなジャパン旋風が巻き起こる予感がする。
Men’s Semi-Finals Results April 20, 2007 |
1 Ryo Aono 2 Justin Lamoureux 3 Fumio Murakami 4 Kazuumi Fujita 5 Nick Saar 6 Neil onnolly 7 Dylan Bidez 8 Bredan Davis 9 Doug Monfee-Smith 10 Ryan Rausch 11 Josh Duncan 13 Chase Conway 14 Dan Raymond 15 Zak Stone 16 Craig Moore |
http://www.whistler2007.com/2007/wso/