文: H.SEKIGUTI
桜前線も北上中。シーズンも終了間近!?
いやいや、まだあるところにはあるぜ、雪!
新潟:奥只見、東北:月山(10日オープン予定)、立山(バックカントリー可能は4月下旬)などなど。ゲレンデもまだオープンしているところもある。
今回、天気予報とにらめっこして狙いを定めたるは長野:栂池。
ヘリボード行ってきました。値段は大人9500円/1人。高いか安いかは・・・、ともかく参加してみないことにはわからない。
ちなみに、今後の運行予定は下記の通り。
平成19年4月7・8日、14・15日、21・22日(土・日)
平成19年4月27日(金)~5月6日(日)
(天候によっては開催しないこともあるので栂池高原webサイトで確認しましょう)
http://www.valley.ne.jp/~tsugaike/
4月7日の栂池の様子
狙い通り、天気は最高。快晴だ!!
駐車場にはボーダー、スキーヤーがまだまだたくさんいる。
ゲレンデ下部は右写真の通り。ゴンドラ運行しているけど、下までは滑って来れない状態。上部はパークも健在、いくつかのコースは滑走可能。ちょっと残念な状態だった。
ならば・・・
ってんでヘリボード手続きへ。
8時から受付で最終12時だったかな。
混んでると10時半には受付終了のこともあるらしいからお早めに!
ゴンドラ中間駅からヘリに乗り込みます。 | あっという間に一面雪景色の世界へ。 |
ヘリの降り立つ先は当然ゲレンデ外だが。ヘリポートでガイドから雪質状況、ルートなど説明があるので、 ヘリ初心者でも大丈夫。マップも貰えるし単純にヘリボードルートなら特別なバックカントリー装備も不要。
ゲレンデまでも旗門が立っているのでそれに沿っていけば無事ゲレンデ内に戻って来れちゃう、超親切なお手軽バックカントリー体験ができてしまうのだから価格はやっぱり安いのかも!? 指示された範囲なら緊急時はパトロールも来てくれるとのこと。シーズン締めくくりにいかがですか?
ヘリ参加者を示すパッチが貰えます。帰りのゴンドラは無料です。
カラーの簡易マップもで貰えます。
最後は林道を滑ってきますがショートカットはやめましょう。
雪不足の影響で見えざる木や岩が潜んでいますので。
ヘリで上がると目の前には乗鞍岳が。天気もいいならハイクアップするしかないでしょ!ってことでハイク開始。
約1時間で頂上付近へ到着します。ハイクはまさに無言状態。己との戦いです(笑)。
スノーシューあったほうが楽かもです。
ハイクはキツいけど、真っ青な空に真っ白の雪が最高! | 頂上から見た景色。本当にお見事! |
乗鞍岳から祠と呼ばれる部分まで1キロあるかないか。頂上付近はやや固めの雪でした。
だけど、ハイク時に見える左手の岩場下に出るように降りてきて、そこからのバーンは最高でした。斜度もあって、幅も広いので自由にシュプールが描けます。祠部分を目印に滑り降りましょう。祠に向かって右へ右へと行ってしまうと広大なバーンがあるけど、そこはヘリボード管轄外。つまりちゃんと装備を持って入山届けを出した方が入るエリアなのでご注意を。祠からゲレンデまではナチュラルパイプ状の地形ポイントもあちこちに見つけられます。トゥリーランもできます。山を滑り降りる、って楽しい!と思えるコースではないでしょうか。みんなも機会があれば体験してみてください。
参考までに・・・
乗鞍岳まで考えてる人はバックパックに飲み物、ランチの準備があると、より満喫できるかと思います。
ノーマル装備でも行けないことは無いですが、何かの拍子にボードだけ流したりはひじょうに危険。だからリーシュを腕に絡めたりしましょう。ハイク時、雪が固くてこれ以上はハイクの限界と判断したら、そこから滑り降りましょう。そこから先は雪の下は氷だったりするので滑落の危険もあります。他の人が登って行ってるから自分も大丈夫、と思いがちですが、そこが自分の能力(滑走レベルだけでなく装備も)を見失いやすいポイントです。仲間と行っても自分はここで、という判断も立派なスノーボーダーの証でもあります。パトロールが待機してくれてる環境であっても怪我したらつまらないですからね。
ちなみにヘリポートでは風圧で板が吹き飛び足にぶつかって怪我をした人がいました。係員もちゃんとヘリの発着時はしゃがんで荷物を抑えるようにと説明しているのですからちゃんと従いましょう。順番待ちして離れている人も同様にね。