【フサキ日記】写真撮影はカメラマンとライダーの共同アート作業

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朝起きると天気予報に反して、山の上にはブルースカイが見えます。
ここ数日の降雪でコンディションは抜群。だけど、雪予報だったので、撮影のアレンジしていませんでした。ダメ元でリョウくんyaku89ryoにコンタクトしてみると、「おはようございます!今日は軽く足の様子見で滑ろうと思っていました!」というメッセージ回答。
そう、リョウくん、日曜日に軽い肉離れしたようで、復帰戦。そこを強引にいっしょに上がるように誘ってみると、「上がりましょう!」とのこと。
まあ、無理せず、パウダーの写真が1、2枚撮れれば。何より最近ずっと一人で上がっていたので、誰かといっしょに上がりたいなあ、という気持ちもありました。

実際に山に上がってみると、まさかのセブンスヘブンがオープン!週末しか開かないと聞いていたけど、SNSでの苦情が効いたのか(※春のブラッコムのオペペレート期間になり、リフトのオープンが少なさで多くの人がクレームを出した)、アルパインエリアまでオープンしてくれました。人は少ない上、パウダーてんこ盛り状態だったので、良い写真が撮れました。

写真撮影というのは、カメラマンとライダーの共同アート作業だと思います。
お互いある程度プロフェッショナルであること。またそれ以上に呼吸合わせが大事。そういった意味では、リョウくんとは、シーズンを通して撮影して来ているし、何よりリョウくん自身、撮られるライダーとして力を付けて来ているので、やりやすい。
自分も撮影のたびに、反省材料とか改善案などが出ますが、リョウくんのここ2、3シーズンの成長はひじょうに大きいです。具体的に言えば、画の提案ができて、カメラマンが求める撮影スポットでピンポイントでアクションできること。

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パークなどの決められた環境よりも自然地帯のパウダー撮影の方が、よりその能力が求められます。
どんなライダーでも画の提案をした時には、ある程度理解してハイクアップを始めるのですが、実際にドロップすると、思い描いていたライン通りにこれなかったします。スピード調整も経験が必要だし、実際にドロップしてみると、思っていた以上に雪が固かったり、深かったりで苦戦するもの。
常に完璧に思い通りということはまずなく、それはまるで相手があるスポーツのような難しさも感じます。

カメラマンの思いやライダーの描く理想のライディングを一瞬を切り取る撮影。
何年やっていてもひじょうにおもしろく、常に新鮮な感動を与えてくれます。

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