ピーター・バウアーが懐かしい1991年のビッテリーターン映像を公開!

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元祖カービング戦士ピーター・バウアーが、懐かしい1991年の映像を公開!
最近、やたらに体を寝かして手を付くのが、ビッテリーターンだと思ってやっている人がいるけど、そもそもビッテリーターンを最初に世に広めたピーター・バウアーは、まるでヨーヨーのように脚を曲げ伸ばしGに対応する。その結果、しっかりと斜面をとらえて、体を寝かすことができるのだ。
また最近、やたらに手を振ってターンのきっかけをつかむスノーボーダーが増えたけど、本来ならピーターのように手を上げたと同時に抜重し、板を走らすべきだろう。手を上げることが主題になり脚が追い付かないと、ただ見栄えだけの滑りにしか見えない。
ピーター・バウアーの今から30年も前のライディング映像だが、そのテクニックは色褪せない。とても参考になる。

また編集方法も、大胆に足や上半身に寄ったり、やたらに人を追うのではなく、カメラ位置を固定したフィックスの画をうまく絡めて、見る者をスノーボードの魅力に誘っている点も素晴らしいと思う。

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ちなみに、この時期、このビッテリーターンは海外では「ユーロカーヴ」と呼ばれていた。(※今でも海外ではそう呼んでいる)
しかし、90年代初期、スノーボードの専門誌「スノースタイル」でマック遠藤氏が「ビッテリーターン」と呼んだことから、日本において「ビッテリー」という名称が使われていったのだと思う。ちなみに当時のマックさんのビッテリーターンも、ピーター・バウアーのようなスタイルで、とてもカッコよくビッテリーを決めていた。

この当時、ピーターが契約していたバートンは、PJモデルというシグネチャーの板を出していて、頭文字の「P」は、ピーター・バウアーを表し、もう片方の「J」は、この映像にも出ている今は亡きジャン・ネルバを表している。

また、この斜面は記者がよく滑るブラッコムのロスズゴールド(※スプリングボードの真横)というコースで、一度滑った人なら「あの急斜面でよくこんな劇シブなビッテリーを決めれるね」と思うに違いない。特に斜面入口が急で下降するほど斜面は緩やかになるコースだ。いわゆるブラッコム・ゴンドラ下あたりの斜面である。

数年前、@whistlerblackcomb で、Adventure Scopeフィルムで「Scream of Consciousness」という名作ムービーを撮影し、後に「ユーロカービング」と呼ばれるものの基礎を作りました。😎
ジャンとのインタビューはとても楽しい一日でした。
あの時代、こんな風に深回りでカーブしていたものです。ぜひ、コメントをください。

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