日本にはかつて600以上のスキー場があり、バブルの頃にはあちこちで新しいスキー場ができたものだけど、今でもスキー場の数は400以上あるのではないか、と言われている。
そのことをカナダなど海外の友人に伝えると、本当にみなさん驚かれる。
「カナダのBC州よりも狭い国土の中に400以上ものスキー場があるってクレイジー!」というわけだ。
だが、実際、日本全国のスキー場名を知っている僕たちでも、まだまだ知らないスキー場が多い。だからこそ日本にはまだ400以上ものスキー場があるのだ。
本当に日本人にとって雪というのは親しいもので、ピークよりはだいぶ人口が下がったとは言え、まだまだスキーヤー、スノーボーダーが多い所以である。
昨今は、リフト券も軒並みプライスアップで、しかもそれに加えてガソリン代アップ。さらにスノーボードの価格もどんどん高くなっている。
我々の懐具合がピンチになった今、ちょっとローカルで安いスキー場がどこにあるのか、探したくもなる。
そんな中、いつもDMKに様々な最新スキー場を伝えてくれるSnow Resort Japan編集長の岩田克己氏から、佐渡島のスキー場『佐渡市平(だいら)スキー場』を紹介してもらった。
聞けば、岩田氏は高校生の時に佐渡の高校に通っていて、その頃はスキー場がなく裏山をハイクをして滑っていたと言うからワイルドだ。
スノーボードも80年代のアメリカで俄かに広がりつつあった時、スキー場から締め出されて、裏山を滑っていたのだが、同じようなことをスキーで岩田氏がもう行っていたのだ。
ちなみに岩田氏は、たしか私の一回り(12歳)上の同じ申年だから、お年は…、67歳。いや、マジか。まだ現場で重いカメラバッグを背負って撮影されていて、元気だな。
ともかく、その岩田氏が学生の頃は、まだスキー場がなかったとのこと。その頃、よく自衛隊の方といっしょに滑っていたそうだ。
もし、タイムマシーンがあって、私がその佐渡のスキー場でスノーボーダーとして現れたら、みなさん目を丸くして驚かれただろうなあ。
「確か、自衛隊駐屯地なので、一般人は入山できなかったかと…。ただ、父親が新潟県の県庁の公務員で、その繋がりで滑れたと思います。
もしかすると、自衛隊員のスキーの訓練所だったのかもしれません」
ともかく、その場所が今ではスキー場として運営しているのである。
リフトは1本しかなく、しかも2018年リニューアルしたばかり。いったいその前は、どれほどまでにローカル感が漂っていたのだろう。
営業しているのが、木曜日から日曜日で、月曜日から水曜日が休業日って!休業日があるなんて、凄いな。なんとも魅惑的だ。
実際にゲレンデマップを拝見すると、斜度28度になるジェットライン(コース)があったり、非圧雪ゾーンがあったり、魅力的。リフト1本のスキー場とは言え侮れない。
むしろ、人気の激混みスキー場に行くよりも、こっちで滑りまくる方が良さそう。
リフト1日券は、2,000円だ!
いやあ、これは絶対に行きたい!!
佐渡黒豚入りのしま雪カレー、あとおしるこも食べたいな。(※くわしくはホームページをチェック!!)
ついでに佐渡島の観光も楽しみたい!
佐渡市のホームページを拝見すると、東京から4時間で行けるという案内もある。えっ、そんなに近いのか!気になる方は、チェック!!
https://www.city.sado.niigata.jp/
佐渡スキー協会ブログ
http://sadoski.sblo.jp/