スノーボード・クラブ12年のベテラン会員の山本一徹さんは、
80年代アイドル世代を生き抜き、スノボでは飛びよりもフリーランを愛好する人だ。
しかし、以前のスノーボードのモチベーションは消えうせ、
毎年山に行くことは、1つの義務感のようなものになりつつあった。
滑っていてあまり楽しいとは思えなかったのだ。
しいて言えば、ランチ時のビール一杯、そして帰りの温泉が1つの楽しみだった。
しかし、そんな山本さんにある転機が訪れた。
それは新規dmk会員のミナミちゃんの存在だ。
dmkツアー中の昼食で、たまたまミナミちゃんと隣同士に座り話が弾んだのだ。
「ミナミちゃん、このパーカー可愛いね」
「そうでしょ、山本さん。これラウリ・モデルよ」
「えっ、そのローリって何?」
「やだー、山本さん。12年もdmk会員でラウリ知らないの!
ローリじゃなくて、ラウリよ。
パークだってバックカントリーだって何でもうまいライダーなの。
しかもルックスも最高!」
「えっ、そうなんだ。」
「これ山本さんにも似合うんじゃない。どう着てみて」
タジタジする山本さんに、無邪気なミナミちゃんは強引にも
今、自分が着ていたフーディを山本さんに着せようした。
ミナミちゃんの可愛さに押されて山本さんは着てみたのだった。
「うわあ、山本さん似合うわ。これで10年も若返っちゃうよ」
「そうかな」と思いつつも山本さんは、近くの売店の鏡を見てみた。
すると、そこにはいつもとは別人のイメージの自分が立っていた。
「うわっ、派手だ。だけど、カッコいい!このカラーならオレでも問題ないじゃん」
そこで山本さんは後日、神田のショップに行ってラウリ・フーディを買いに行った。
しかしない、ない、どこにもないのだ!
どうやら売り切れのようだ。
落ち込む山本さんに朗報が届いた。
それは、dmkサイトで特別販売でラウリ・モデルが売り出されたのだ!
山本さんは、即効、フーディをオーダーすることにした。
ついでに普段履くジーンズは、3年間履いていたリーバイスしかなかったので、
ラウリ・ジーンズも購入。
帽子と言えば、学生の頃にジャイアンツ・キャップを買った以来だが、
ミナミちゃんをビックリさせるため、ラウリ・ハットまで!
この帽子で、メガネを付けた山本さんは、まさに絵描きおじさん。
まるで、オバケのQちゃんの小池さんのユニークな風貌になるのだが・・・。
そして実際にフーディなどを手に入れた山本さんはウキウキになった。
10年前、夢中になってスノーボードを始めた時のことも思い出した。
ファッションというのは、こんなにも人を変えてしまうものだったのか!
後日、次のdmkツアーでラウリのフーディをバッチリ着込んだ山本さん。
しかし、そこにミナミちゃんの顔はなかった。
ミナミちゃんは、今回は不参加。そう、彼との大事なデートがあったのである。
そんなことも知らない山本さんは、ミナミちゃんにカッコいいところ見せる、
と息巻き、8年ぶりにキッカーでメソッド・エアーの練習を開始した。
久々にエビゾリになるこのエアーを決めて、ご満悦の山本さんだった。
しかし、このエビゾリのメソッドが通常ギャルメソと呼ばれるレベルに
なっていることを山本さんは知らなかった。
「ミナミちゃん、次回こそdmkのツアーに参加してくれ。見てくれ、オレのラウリ姿。
このメソッド・エアーでキミのハートをドキュンしちゃうよ」
80年代アイドル時代を経験している山本さんにとって「キミのハートをドキュン」
は最高にナウイ言葉だった。しかし、この「ナウイ」も「ドキュン」も
現在では死語になっていることは知るよしもなかった。
しかし、そんな山本さんをハッピーにしてしまうNomisラウリ・セットが
本日から本当に発売されたのだ!
そう、そのことれだけは本当の話だったのである。
ファッションは気分を高揚させます。
ハッピー・スノーボードのために。
みなさんのオーダーお待ちしております。
(以下ニュースコーナーにて本日発売開始!)
http://www.dmksnowboard.com/news/