NideckerグループがROME SDS、Bataleonを獲得!

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古くからスノーボード・ブランドとして、君臨するNidecker Snowboardsが、なんとROME SDSとBataleonを獲得したことを発表した!

(ニーデッカーの異分子を引き継ぐヘンリー、ザビエ、セドリック兄弟がROME SDSとBataleonを獲得!)

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Nideckerグループは、元々スイスの材木屋さんから始まった会社で、130年もの歴史を持つ。スノーボード・ブランドとしては、1984年に誕生。


90年代初期は、ヨーロッパを代表するスノーボード・ブランドとして台頭し、特にアルペンボードのブランドとして人気があった。
一方、スノーボード・メイン市場であるフリースタイルの方は、Nideckerとしてはもう1つ浸透せず。

しかし、クオリティが高いボード・ブランドだっただけに、その後はFlow、さらにはYes、Jonesというブランド名でスノーボード市場を席巻している。
現在は、ギギ・ラフのSlash、ヘルガソン兄弟のLobsterボード、Switchbackバインディング、JFペルシャのNOWバインディングもNideckerグループのブランドだ。

一般的にはあまり知られていないかもしれないが、業界では周知の事実。

日本では、OGASAKAから、さらにのれん分けするように、SCOOTER、そしてNOVEMBERが誕生し、今では同じグループながら、まるでライバル関係のように切磋琢磨してブランド力を上げているが、それと似ている。

一方、ROME SDSの歴史はユニークだ。
そもそもBurtonのマーケティング及び、製品設計部門で働いていた、ジョシュ・リード氏とポール・マラベッツ氏が、立ち上げたブランドだ。

Burtonの歴史には、いくつかライバルと呼ばれるメーカーがあり、初期の頃は、SIMSであり90年にはForumがあった。
しかし、いずれのブランドもバートン王国の地位を崩すことができず。Forumに至ってはBurtonに買収され、ブランド自体が消滅。
そんな中、スノーボード・バブルが弾きかけていた2000年に入り、唯一牙城を向けるブランド!
それが、ROME SDSだったのだ。

当時、アメリカの展示会に行くと、ROMEはネクスト・バートンという声も高まっていた。
ボードにバインディング、さらにはブーツと急成長し市場を広げて行ったROME SDS。その勢いどこまで行くか!と思われたが・・・。ROMEは、近年ワン・オブ・ザ・トップ・ブランドに甘んじていた印象もある。

そんな中、今回、Nideckerグループが発表したROME SDSを獲得の電撃ニュース!!

元々、ヨーロッパで強かったが、今回ROME SDSファミリー化により、全米市場でも新たな礎を築きそうな気配だ。
ROME SDSにとっても、素晴らしいファクトリーがあるNideckerグループに入ることによって、さらに良いボードを出すきっかけになるだろう。

一方、Bataleonは、フランス生まれのブランドで、3Dキャンバーという特殊な構造で世界的にも愛好者は多い。特にヨーロッパ市場では強く、コンベックス形状の板はコントロールが自由自在で乗りやすい!と評判だ。

同じヨーロッパ産でも毛並みの違ったBataleon獲得で、より広く販売網を広げていきそうだ。

この先、Nideckerグループがどこまで勢い付くか。業界人は目が離せないだろう。

 

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