藤森由香が復活のステージ!X Games女子ビッグエアー結果

 

先ほど、終了したX Games女子ビッグエアーのファイナル結果を!(注:女子は予選なしのいきなりの決勝戦。)

久しぶりにビッグステージに帰って来た。
平昌オリンピックからコンペティションシーンから遠ざかって藤森由香が、スノーボードのコンペティションでは、オリンピック同様に重要な一戦と言われているX Gamesで復活。

ヘルメットとジャケットがブラック。パンツはホワイト、さらにボードもブラック&ホワイト。何か闘争心に満ち足りたようなシンプルな出で立ちだ。

一本目、笑顔でジャッジにスタート合図を受け取るあたり、このコンペティションを待ちに待ったような印象もある。かつてのクロス女王は、今、フリースタイルをおもいっきり楽しみながらチャレンジしているようだ。

ひじょうにリラックスしながらリップに向かいフロントサイド・スピン。まるで回転を抑えるかのように、前手でトゥサイドをつかむミュートグラブ。そのまま720まで回した。

通常フロントサイドのスピンでは、インディやメランあたりのグラブがナチュラルに思えるが、ミュートでちょっと前足をポークするあたり、あいかわらずのスタイルマスターだ。

しかし、このエアーは着地がテールに乗ってしまってバランスを崩してしまった。

2本目は、バックサイドへ720をクリーンにメイク!このジャンプは、45ポイントでこの時点では2位のポジションとなった。

各選手がレベルアップするジャンプを繰り出し、5位まで落とされた藤森は3本目に勝負をかけて、バックサイド900。これはかなり高さと飛距離を出したが、うまく合わすことができなかった。

何本も滑れるジャムフォーマットだが、4本目に挑む時には残り7分となり、ここで決めたいところ。
これまでの3本以上にスピードチェックをして、より確実にジャンプをメイクする姿勢が見えたが、これはバックサイド720止まり。ちょっと考え過ぎたのか、狙っていた900まで届かなかった。

おそらく残りは、1本かという時間帯で優勝候補のジェイミー・アンダーソンが着地で失敗して顔面を打つアクシデント。幸い大事には至らなかったが、改めてこのキッカーのデカさを知らしめる怖い転倒だった。

最後の一本。気分を切り替えて、スタートのところでフロントサイドに挑む身体を先行させる姿勢を見せる藤森。抜けのタイミングを確認しながら集中していく模様だ。しかし、実際のテイクオフではうまくタイミングを合わせられずフロント360回転に終わってしまった。大技の高回転を狙う姿があっただけに残念。
この時点で残り2分となり、結果は5位。

本人にとっても残念だったかもしれないが、再び藤森由香が復活のステージに立った姿を見れて嬉しい。これからもぜひコンペティションで戦っているところが見たいものだ。

優勝は、カナダ代表で平昌五輪スロープスタイルの銀メダリスト、ローリー・ブルーイン。フロントサイド900とキャブ・ダブルアンダーフリップをメイク。
ローリーにとって初のX Gamesの出場で初栄冠という快挙になった。

http://xgames.espn.com/xgames/video/25846458

2位は、ニュージーランド代表で平昌五輪ビッグエアーの銅メダリスト、ゾイ・サドウスキー・シノット。スイッチバックサイド900をどデカくメイク、さらに力強いバックサイド900。これで1位のローリーのスコアに並び77ポイント。本来ならトップ2ラン採用で決まるルールだが、トップ3のランもスコアに加わることで、惜しくも銀メダルに終わった。

そして3位は、お馴染みスロープ女王、アメリカのジェイミー・アンダーソン。キャブダブルコーク900は高得点を得たが、フロントサイド720がちょっと空中で暴れて得点が伸びなかった。

4位には、フィンランドの実力者、エンニ・ルカヤルビが入り、5位に平昌オリンピック以来、復活のステージとなった藤森由香が入った。

 

6位は、スロバキアのスタイルマスター!クラウディア・メドロバ。
7位に、アメリカの新星ヘイリー・ラングランド。

このX Gamesは招待されるだけでも大きな名誉で、この大舞台に藤森が招待されたのは世界に認められている証拠。

Pacifico Women’s Snowboard Big Air Final

Rank Name Best Two
1 Laurie Blouin 77.00
2 Zoi Sadowski-Synnott 77.00
3 Jamie Anderson 67.00
4 Enni Rukajarvi 56.00
5 Yuka Fujimori 45.00
6 Klaudia Medlova 36.00
7 Hailey Langland 27.00

 

ところで、このビッグエアー大会には、日本のニューヒロイン、岩渕麗楽も出場する予定だったが、公開練習中に2度も転倒し、大事を取って出場を断念したとのことだ。幸い怪我にはなっていないようで、今季のこれからの戦いに注目していきたい。