STEPCHILD代理店がマニューバーラインに

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カナダを代表するメーカーに育って来ているStepchild Snowboardsの日本代理店は、ロータスインターナショナルからマニューバーラインになった。

STEPCHILDは、ハロルド・ミヤモト氏が日本に持って来たブランドだ。STEPCHILDの創始者ショーン・ジョンソンと長年の親交も有名である。

ミヤモト氏は、FluxやDelta-AXなどのバインディングを開発、またPhantom、Gamblerをはじめ多くのブランドをプロデュースして来ている。古いところでは東京23区から名称を取ったdivision 23が有名。
長年コラム・ライターとして活躍もしていているので、知っている方も多いだろう。

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STEPCHILDは、シモン・チェンバレンの人気と共に発展して来たブランド。スノーボード界では最古参レジェンド、テリー・キッドウェルをライダーに起用したり、また話題の新鋭ジョー・セクストンがライダーになっていて、北米を中心にヨーロッパでも人気が高まっているブランドだ。
しかし、その一方で日本は昨年の暖冬により売り上げが伸びない、という悩みもあったようだ。
そんな中、今回、日本の代理店の移行があった。

マニューバーラインは、日本のスノーボード代理店の中では老舗と言っていいだろう。
古くはデキパッド(滑り止め)のアストロデッキ、ウェアーのクロマーフォビアなどをやり、またスノーボード・バブル時代にはShorty’sの代理店として成長して来たカンパニーだ。
今では、Option、Nfa、Thirtytwo、Technine、Planet Earth、Holden、IS Design、Drop、Kombi、Neff、Wildcats、Sapient、そしてビデオでは、チャンピオンビジョンズに次ぐ大きな代理店となっていて、まさに日本のスノーボード市場の鍵を握る代理店。

STEPCHILDショーン・ジョンソンとは、ビデオ販売とのつながりもあり(注:2年前にショーンがプロデュースしたビデオderelictica/defective filmsをマニューバーで販売)、そんな経緯から代理店が移行になったことが予想される。
またマニューバーラインは、Option、IS Designを代表するように、カナダのメーカーとのつながりが強いのも特徴だ。

今後の注目点は、多くのブランドを抱えたマニューバーラインが、いかにしてSTEPCHILDの個としてのブランド・イメージを保ちながら、販売していくか、というところだろう。

また、このままSTEPCHILDを失ったミヤモト氏が黙っているとは思われず、また業界をあっと驚かすことを仕掛けて来るのではないか、とも思われる。

StepChild team:
Simon Chamberlain, Fredu Sirvio, Stian Solberg, Markku Koski, Mike Ranquet, Terry Kidwell, Joe Sexton, Scotty Vine, Brian McClatchy 

ハロルド・ミヤモト氏のブログ
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