来年ラスベガス展示会ブース売り切れ

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北米を代表するスノー・スポーツ展示会、ラシベガスで毎年開催されているSIAのブースは、なんとすでに売り切れた!
暖冬で苦しんだ日本のウィンター業界と違い、北米は堅調なウィンタービジネスを継続できているようだ。

Burtonなど全メーカーが一同に揃うラスベガス展示会。

今回、ブース売り切れの背景には、あるブランドがより大きなブースを要求したこともあるようで、新規ブランドが増えるということではないらしい。成長するブランドがより規模の拡大を求めた結果にあるようだ。

それでも日本の展示会実情を考えると、この時期に完売とは羨ましいように思えるのだが・・・。日本とはやや事情が違ってくる。その要因は大きく分けて、3つあるだろう。

それは、北米のウィンターマーケットが世界の牽引役になっていること。
早い時期に開催されること。
国土が広いこと。

特にスノーボードの場合には、北米の動きに左右されることが多い。北米であるムーブメントが台頭していけば、それはすぐに日本に反映されやすい。例えば北米で「あのライダーはヤバイ」となれば、そのライダーはすぐに日本でも注目を浴びる。カッコいいと言われているブランドも、北米が与える日本への影響、また日本だけでなくヨーロッパ、その他、アジア諸国の韓国などに与える影響も大きいのである。

そのような背景の中、毎年、ラスベガスのSIA展示会は1月に開催される。
北米のスノーボード・ショップのバイヤーを初め、ウィンタービジネスのバイヤーが訪れる。新商品をチェックして、翌月には来シーズンの商品を注文する、という展示会本来の役割を果たしているのだ。

一方で日本の事情は複雑だ。
展示会の開催時期は、ラスベガスよりも一月ほど遅い2月である。すでにこの展示会までには、オーダーを締め切るところもあるようだ。
例えばVolcomの場合には、すでにショップからのオーダーは終了していて、展示会ではそのオーダーした商品を確認してもらう、という作業のために展示会に出展しているようだ。

また業界の雄Burtonは、その前に独自の個展を開催し、そこですでにショップのバイヤーに見せている。だから、展示会に出す意味はなく、よって出展しない。

さらに日本の展示会は、産業系(主にボードなどのハード・グッズ)と言われるSBJの他に、ファッション系(主にカジュルアル、アクセサリー類など)のLensなど主要な展示会がメーカーにより分かれてしまっていて、1つの大きな展示会を開催できない、という状況にある。よって、ラスベガス展示会のようにこの時期にブースが埋まる、という状況は作れないのである。

ところで、今年のアメリカも日本同様に暖冬に悩まされた地域は多かった。アメリカの西海岸、北寄りの地域、ウィスラーがあるBC州やマウントベーカーがあるワシントン州などは、例外的に雪が多かったのだが、その他のエリア全体では少なかったのだ。しかし、そんな状況でもウィンタービジネスの堅調さを示せる展示会ブースが埋まったというニュースは、業界にとっては歓迎すべきこと。この流れ、ぜひ日本にもやって来てほしいものである。

今年のSIA展示会のレポートはこちらからどうぞ。
http://www.dmksnowboard.com/special/114


http://www.snowsports.org/