春大会覇者は村上史行と中島志保!

今年のウィスラー春大会の覇者、男子は村上史行だった。他の選手を圧倒する高さとスムーズさで祈願の春王者となった。
女子は、持ち前の実力で中島志保が優勝した。

村上フミが悲願の春王者に!

昨日、季節外れの雪が舞ったウィスラー。しかし、今日は朝から青空が広がる気持ちいい。まさに春の祭典にふさわしい天候だ。だが、実際に山に上がってみると、風は強くもの凄く寒い。撮影用の薄いグローブでは、手が寒くて指が動かなくなるほど。聞けば、本日のアルパインはなんとマイナス20度だ。

そんな寒さの中、『TELUS WORLD SKI & SNOWBOARD FESTIVAL』スーパーパイプの練習ランが始まった。急激な温度差のため、ワックスが合わずにボードが走らない選手が目立った。また、あまりにも寒いので、身体が温まらず調子今一つの選手が多かったようだ。中島志保も「ボードが走らないです」と、困り顔。藤田一海もあいかわらずスタイリッシュに決めるが、本来の持ち味を出せないようだった。

さあ、本番が始まる。あれっ、だけど待てよ・・・。村上史行がいないではないか!しかし、そんな心配をよそにフミはやって来た。「これぞ、オレの定時」とばかりに、遅刻ながら余裕顔のドロップイン。練習なしのいきなりの本番だったが、いきなり最初のフロント側のヒットでぶっ飛んでいた。そして、そのままどデカいマックにつなげ、高回転スピンの連続(注:キャブ1080含む)でランを仕上げた。どうやら、フミは昨日の調子そのままに絶好調のようだ。

この日は、ともかく男女共に春の気まぐれ激寒気候により、本来の実力を出せない選手が多かった。しかし、そんな中、カナダの若武者ジェフ・バチェラー(19歳)も、フミ同様に輝いていた。全体的にどのヒッツでも高さを維持し、縦横共に多彩なトリックを入れて来る。昨日のセミファイナルでもうまいと思ったが、やはり決勝でも強かった。

女子は、日本勢の活躍が目立ったが、みんな本来の実力を出せないようだった。そんな中、中島志保が、持ち前の実力で、他選手よりもやや上に行ったように見られた。中島は、720という高回転を入れた後でも、常にスムーズにランを仕上げていたのだ。女子では高回転トリックの後、スピードを減速させがちだったが、中島はスムーズに決めていた感があった。さすがにワールドカップなど世界の激戦の戦士。その経験値が活かされていたようだ。

決勝本選が終わった後には、スーパーヒットの大会。これは選手同士の投票で優勝者が決まる。その間に本選のジャッジの統計が取られていた。果たして、優勝は誰の手に・・・。

まずは男子の5位から発表があった。
男子は、村上史行とジェフ・バチェラーの一騎打ちに見えたが、先に2位のアナウンスで「ジェフ・バチェラー」があった。この瞬間、フミは優勝を確信し、喜びの笑顔。周りにいた日本人選手応援団、カメラマンのジュリアン(イタガキ氏)、ゴッチ、ユキエちゃん(上田)、日本人選手など、みんなでフミを祝福する「イェー!」の合唱。

女子は、みんな本来の持ち味を出せないで、いったい誰が勝ったのか?という状況だったが、3位「岡田ラナ」、2位「水木奈歩」のアナウンス、そして最後に優勝者「中島志保」を発表した!

男子で地元カナダのジェフが入ったものの、昨年同様に日本勢が圧倒的な強さが光ったスーパーパイプだった。


このジェフって若者もうまかった。この大会で一躍カナダのエース核になった印象を与えた。

(上)クッキーを食べながら呑気に優勝を待つフミ。
(下)トップ1、2で喜びの左 水木奈歩、右 中島志保。

Superpipe Finals Results
Saturday April 19th, 2008

Mens
1 Fumiyuki Murakami (JPN) $10,000
2 Jeff Batchelor (CAN) $5,000
3 Kazuumi Fujita(JPN) $3,000
4 Nate Johnstone (CAN) $1,000
5 Ryan Rasch (CAN) $500

Womens

1 Shiho Nakashima(JPN) $5,000
2 Naho Mizuki(JPN) $2,500
3 Rana Okada(JPN) $1,500

Super Hit Contest
Winner: Jeff Batchelor (CAN) $2,000


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