1990年5月15日生まれ。16歳でFISワールドカップ・ハーフパイプのランキング王者となった超期待の新人・青野令がANON(アイ・ウェアー)と契約した!
バンクーバー五輪のメダル候補とも言われる青野がANONと契約!
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青野令は、愛媛インドアのアクロスをベースに育ったライダーだ。E.P.BROというティームを作り、そのライダーであることは、これまでニュースで紹介した通り。青野以外にも4人のポテンシャルの高い若者がいる。その中でも青野は最初に出世を遂げたライダーと言えるだろう。
青野の魅力は、安定感ある高さから出るスタイルだが、とりわけdmkとしてはバックサイドのスピンに注目している。パイプで見せる高回転バックサイド・スピンは、世界最高峰レベルだ。オリンピック金メダリストのショーン・ホワイトも圧倒するテクニックを持っているかもしれない。
高回転スピンの場合にはリップを抜けてからすぐに、もしくはリップを抜ける前からスピンが始まってしまうものだ。しかし、青野はリップを抜ける前から先行動作を始めつつも、かなりリップから抜けた後からでないとバックサイド・スピンは始まらない。まるでストレート・エアーのように抜けて、空中高く舞い上がったところでクルクルとバックサイド・スピンが始まる。そして、1260まで回してしまうのだ。高さをうまく利用してスピンするだけに、その迫力には圧倒される。
多くの選手が苦手とするバックサイド・スピンが得意なだけに、今後の課題は多くの選手が得意とするフロントサイド・スピンの強化か。ともかく、そんな未完成な部分も感じれるところも青野の魅力だろう。青野を見ていると、まだまだ成長できる!というものを感じさせてくれるのだ。
ANONは期待の新人・青野に今後さらなるバックアップして、世界レベルのライダーに育てる一端を担うのかもしれない。
(※青野を含めた愛媛のE.P.BROの特集に関しては、PEAK#04でお伝えします。またPEAKでは、青野が初めバックサイド1260を収録した映像など、青野の魅力をたっぷりお伝えする予定です。どうぞ、お楽しみに!)
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