DEW TOURでショーン・ホワイト優勝!平野歩夢は2位!

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本日、開催された超注目の大会、DEW TOUR男子スーパーパイプ結果。
ショーン・ホワイトが復活!平野歩夢との対決。さらにはソチ五輪金メダリストのユーリ・ポドラドチコフも出場。
五輪での再戦とも言うような豪華メンバー。

悪天候の中、持ち前のパフォーマンスを出すのは難しい状況でもあったが、優勝したのはショーン・ホワイトだった。2位にソチ五輪での銀メダリスト、平野歩夢。3位には、ソチ五輪金のユーリ・ポドラドチコフ。

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(ショーンにとっては、ソチ五輪の屈辱を晴らしたかのような表彰台シーン。ソチ五輪の金、銀メダリストの上に立つ!)

 

勝敗を決めたのは高さと躍動感か!?
平野がスタイルとルーティーンでショーンに上回った(?)

優勝したのは、ショーン・ホワイトだが平野の方がルーティーン内容でショーンに上回ったようにも見える。そこで、改めて二人のルーティーンを検証しよう。

ショーン・ホワイト
バックサイドエアー、フロントサイド・ダブルコーク1080、キャブ・ダブルコーク1080、インディエアー、ダブル・マックツイスト、フロントサイド540。

 

平野歩夢
クリプラー・ジャパン、バックサイド900、フロントサイド・ダブルコーク1080(トラックドライバー)、キャブ・ダブルコーク1080、フロントサイド1080、スイッチのチェックフリップ。

ストレート系のエアーでは、ショーンは一発目にどデカいバックサイド・エアー。またフロントサイドのインディ。
一方の平野は、一発目ヒットで新技のクリプラー・ジャパン。これはひじょうにクリエィティブ。最後もスイッチからのチェックフリップを決めている。このへんは、平野の方が圧倒的にショーンを制したようにも見える。

スピン系でも平野のフロントサイド・ダブルコーク1080は、完全つかみっぱの両手グラブ、トラックドライバーで明らかにショーンよりもスタイリッシュだ。

逆にショーンの良かったところは、躍動感と高さだろう。あいかわらず一発目のバックサイド・エアーは高かったし、攻めている印象がひじょうに伝わった。また最後から2発目に決めたダブル・マックツイスト、猫のようなピタっと決めてしまう着地も流石!

しかし、DMKとしては平野の方が上だったように見える。
クリエティブさ、新鮮さ、全体的な技の難易度の高さなど。

平野にとって、ショーンに甘んじた結果は残念だったかもしれないが、現在、世界最高峰のハーフパイプ・ライダーであるここは間違いないし、まるで國母カズに受け継がれたようなスタイリッシュさもある。まだまだ若いし、次戦に期待だ!
今回は、ショーン復活祭のアウェー感もあっただろうし、次回こそそれを打ち壊すほどの圧倒的なランが見たい。

 

Results
1. Shaun White, 92.60
2. Ayumu Hirano, 89.40
3. Iouri Podladtchikov, 84.20
4. Taylor Gold, 84.00
5. Brett Esser, 82.80
6. Christian Haller, 75.00
7. Matt Ladley, 74.00
8. Jan Scherrer, 67.20
9. Ben Ferguson, 62.60
10. Arthur Longo, 57.40
11. Chase Josey, 52.00
12. Gabe Ferguson, 41.60

 

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