BURTONがFORUM買収に至った背景とライダーの心配

スノーボード界の巨人ブランドであるBURTONが、コア系の雄ブランドFORUMを買収した話は、今年のニュースの中でもかなり大きい出来事であったが、その背景にはBURTONのスノーボード・ブランドがこの業界をリーディングする、という立場があったようだ。
業界トップ・クラスのライダー、数多くのイベント、スクールのプログラミングに至るまでこの業界をリーディングして来たと言えるBURTON。リーディング・カンパニーがその矛先を誤るとひじょうに怖いが、多くの業界関係者はBURTONが正しい選択をし続けていると考えているのではないだろうか。
そのBURTONが、FORUMを買収した背景には、元々他スポーツ&スキー・ブランドであったK社と、N社が買収しようとし、それを阻止する意味もあったと言われている。実際にK社やN社がFORUMを回収したことで、このスノーボード業界が誤った方向に行くとは考えにくいが、BURTONには生粋のスノーボード・ブランドが、しいてはスノーボーダーたちがこの業界を動かすべきだ、と考えていることが伺える。
この買収劇では、様々な憶測も出て、ライダー間の中には「BURTONはウォールマートなどの量販店にFORUMを売って、ブランドのイメージを壊す」なんて噂も出たが、先日、ビジネス向けのリリースで、あえてBURTONはFORUMをリスペクトし、これからもブランド・イメージを高めるよう努力すると説明した。FORUMというブランドは、元々コア系のトップ・ブランドで、コア系というのは長く続かないという歴史もあるのだが、ある意味、大手でないというところが1つの魅力であった。そんなFORUMが、これからBURTONという舵手にゆだねられたことで、どのようになって行くのかは定かでないが、ともかく世界のリーディング・ブランドとしてBURTONはこの業界を正しく導いていかなくてはならない使命があるのだろう。BURTONの手腕に期待したい。