いよいよシーズンイン！スノーボーダーなら胸が高まるこの時期。
しかし、忙しさの中で、大事な準備を怠りがち。ゲレンデに出て困った・・・、なんてことになり兼ねない。そこで、まだ間に合う！スノーボーダーがシーズン前にやっておくべきことをご紹介しよう。
もちろん、板のチューンナップ等のメンテナンス、エッジの調整の類のことではないよ。そんなことはあたり前だから。スノータイヤのこととか、早割チケットのことでもない。身体のメインテナンス、ストレッチングやスクワットなども当然のことだから。
今回ご紹介するのは、一見すると気づき難いけど、大事なことです。
倉庫のスノーボード・ブーツを取り出して温めてから履く
昨シーズン使ったブーツをそのままどこかに仕舞っておくと、意外にカチコチ。つまり馴染んでいないというか、固いというか。あとは、完全にブーツのインナーが乾ききっているので、改めて履くとキツく感じるものだ。そのままゲレンデに持って行き、履いてみると・・・。あれれれ！？なんだか、履くのも大変だし、馴染んでいなくて調子悪いってことに。
そこで、まずはブーツを取り出して、ヒーターの前で温めてほしい。
20分以上温めたら、履いてみよう。それでも久しぶりに履くのでキツく感じるかもしれないけど、大丈夫。昨シーズン使っていたブーツなので。
しばらくの間、そのまま履いてスノーボードのビデオでも見ておこう。それか、足首を曲げたり伸ばしたり。できれば、スクワットのような体操をするといい。
もっといいのは、そのままボードを取り出して来て、ビンディング付けてちょっと軽くグラトリの運動してみること。
そうすると、ブーツは馴染んで来て調子が良くなるよ。
ゲレンデに行っても準備OK！
ビンディングのネジのすべてを今一度締め直す
昨シーズン使ったままのビンディング、そのネジは時間と共に緩くなっている可能性もあります。ボードとの装着している部分は当然のことながら、細かいところ。ストラップなどを留めているサイドの部分などもしっかりと締めておきましょう。
これを怠ると初滑りでいきなり、ビンディングのパーツがどっかに飛んでいったことになり兼ねない。
スノーボードのジャケット、パンツの収納ポケットに何を入れるか確認する
ここまでやるのか！と思うけど、僕はやってます。
それは、自分のジャケットやパンツに、何をどこに仕舞っておくのか決めておくこと。事前に確認しておくこと。
特に車の鍵やケータイなどは、決めておくことでいざ雪上に出て慌てないで済む。
とかく、初滑りって気分ワクワクで浮かれていて、大事なことを忘れがち。
滑走中にしっかりとチャックを使って仕舞って置かなかった、鍵やケータイなど失ってしまったら、楽しい時間の後の悲劇に・・・。そんなことは避けたいから、事前に確認。
僕は運動がしやすいように、なるべく脇腹あたりのポケットや胸のポケットには、尖ったものやかさばるようなものは仕舞わないようにしています。じゃあ、どこか？と言えば、太ももあたりにあるポケット。ヒザの上とか。そのへんのポケットを活用にしています。
以前、初心者をレッスンしていて、転倒の時に胸ポケットにあったケータイだっかが当たって、怪我をされた方もいました。だから、何をどこに仕舞っておくのか。そのポケットが壊れていないか。穴が空いていたら、大事なものが失くしてしまうから。ボタンでなく、しっかりとチャックで落ちないようになっていないか、など。確かめておくといいだろう。
飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴35シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等スノーボード・メディアでのハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWingでは、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に！その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ＆ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、レッスンも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、世界中の多くの人にスノーボードの楽しさを伝え続けている。2016-17シーズン、ウィスラーのインストラクターMVPを獲得！！
AmazonのKindleストアで最新書籍『スノーボード入門 スノーボード歴35年 1万2000人以上の初心者をレッスンしてきたカリスマ・イントラの最新SB技術書』絶賛販売中！！
