平野歩夢 US OPEN 初優勝!!!

 

クレイグ・ケリー、テリエ・ハーコンセンなど歴代のスノーボード界のスーパースターが名を刻んで来たUS OPENハーフパイプというひのき舞台。今回で36回目を迎えた歴史ある大会に國母和弘以来の日本人優勝者が誕生した!平野歩夢だ。

#平野歩夢 #ayumuhirano

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1本目の最後のトリック、バックサイド・ダブルコーク1260で着地でミスって、手を付くような転倒はなかったものの得点を伸ばすことができなかった平野歩夢。
勝負を賭けた2本目は、
バックサイド・インディ→フロントサイド・ダブルコーク1440→キャブ・ダブルコーク1080→フロントサイド・ダブルコーク1260→バックサイド・ダブルコーク1260
をスーパーパーフェクトに決めた。
このランでスコアは、89.62点。一気にトップに立った!

これだけの高難度のトリックを行い続ければ、1つや2つのトリックは多少ボトムに流れそうなものだが、歩夢の滑りは、見事なほどのリップ・トゥ・リップ。どれだけ高く飛んで、どれだけ回っても、リップの頂点に着地し続けて、次のトリックにつなげる。そのスムーズなランは、世界中のスノーボーダーを虜にしてしまう。

しかし、日本人フィーバーはこれで終わらない。
平岡卓世代の22歳、ちょっと遅咲きの苦労人、片山來夢も猛チャージだ。
バックサイド・メソッド→フロントサイド1080→キャブ・ダブルコーク1080→フロントサイド900→バックサイド・ダブルコーク1260→フロントサイド・ダブルコーク1260(テールとミュートのダブルグラブ)
來夢らしいアグレッシブなライディング!これで86.75を叩き出し平野に続き2位に付けた。


(2本目のランを決めて雄叫びを上げたライブ。)

日本人の1、2フィニッシュが見えた3本目。
ライバルとなるオーストラリアのスコッティ・ジェームスは、いつも最後に決める高難度トリック、スイッチ・バックサイド・ダブルコーク1260に挑むも転倒。
この時点で、平野&片山という日本人の1、2フィニッシュは決定!

最後逆転に賭ける來夢(ライブ)は、バックサイド・メソッドから次のトリックをさらに難しいフロントサイド・ダブルコーク1440に挑む。しかし、バックサイド・ダブルコーク1260のところで着地が乱れ得点を伸ばせず。
これで、平野歩夢の優勝が決まった。

思えば、ちょうど一年前、平野歩夢はこのUS OPENで大転倒し、左膝、内臓を負傷。悪夢の怪我と戦うことになった。
あれから一年、今季はX Gamesアスペンで初優勝し(注:欧州X Gamesでの金メダル経験はあるが、本場アメリカのアスペンでは初優勝)、平昌オリンピックでは銀メダル。そして今回のUS OPENで初優勝を成し遂げた。
2018年のハーフパイプ種目のコンペティション・シーンを振り返れば、これぞ3大ビッグ大会と言えるだろう。その中で常に優勝争いに連ね、2冠を達成し世間にスノーボードの話題を振り撒いて来たことは、今季最も活躍したプロ・スノーボーダーと言ってもいいのではないだろうか。

しかし、19歳平野歩夢の挑戦はこれで終わりではない。
US OPEN、すでに優勝が決まっている最後の1本は、普通は遊びのランとなるわけだが、未来を睨んだ平野歩夢は本気で3本目も挑んで来た!
残念ながら転倒に終わるも、この妥協なしの向上心が平野の持ち味だ。明日を見据えた若武者は、来季もきっとスノーボード界にビッグなニュースを送り届けてくれるに違いない。

2018 US OPEN 男子ハーフパイプ結果
1. Ayumu Hirano (JPN), 89.62
2. Raibu Katayama (JPN), 86.75
3. Scotty James (AUS), 83.62
4. Benjamin Ferguson (USA), 83.24
5. Pat Burgener (SUI), 82.62
6. Jake Pates (USA), 74.62
7. Derek Livingston, (CAN), 67.99
8. Naito Ando, (JPN), 66.50
9. Chase Josey (USA), 39.00
10. Jan Scherrer (SUI), 31.87