悲願!スコッティー・ジェームスUS OPEN 初優勝!片山2位、戸塚3位

 

2019 US OPENは、スコッティー・ジェームスが嬉しい初優勝!
片山來夢がさらなる進化を見せて2位、日本の若き17歳のエース戸塚優斗3位に。

Photo: Burton

スノーボード界で最も歴史があり、権威が高いBURTON US OPEN。
その中でも特にハーフパイプは初期から花形種目で、今でも大会最終日に行われるメインイベントである。

雪が降るフラットライトの難しいコンディション。
選手の感覚を確かめるためのパイプ上に描かれたブルーラインは、まさに選手の命綱という状況だ。
しかし、その悪コンディションをものともせず、パイプ・モンスターたちの熱い展開は1本目からスタートしていた。
その扉を開けたのは、片山來夢だ。


(ショーン・ホワイトも驚くような來夢のスカイハイ・ジャンプ!)

一発目にどデカくメソッドを決めると、この後にもハンパない高さのフロントサイド1080を繰り出す。これまでのハーフパイプの歴史を塗り替えるぐらいのスカイハイ・ジャンプだ。
さらにキャブダブルコーク1080、フロントサイド900、バックサイド1260、フロントサイド・ダブルコーク1260で締めてみせた。このパフォーマンスに観客もヒートアップ!來夢も喜びを爆発させた。

來夢の滑りを見て、スコッティー・ジェームスも燃える。
スイッチバックサイド1080からバックサイド・ダブルコーク1260、フロントサイド1080、キャブ・ダブルコーク1080、そして最後はフロントサイド・ダブルコーク1260。
高さも抜群なクリーンなラン。これで90.49の來夢のスコアに対し、スコッティーは92.00を出しわずかに上回った。

この後は悪天候の影響か、各選手思うようなランができない。そんな中、若き日本のエース戸塚優斗は、最後の3本目に逆転優勝を狙う。
あいかわらずスタイリッシュなフロントサイド540から入り、この後はバックサイド900、トリプルコーク1440、キャブ1080、そしてフロントサイドダブルコーク1260。
これはかなり高得点かと思われたが・・・。しかし、トップ2選手が残した90点には届かなかった。

ラストの3本目を滑らず優勝が決まったスコッティー・ジェームスは、最終ランはパイプの両リップにスライディングで滑り、観客とハイタッチしながら応援に感謝した。
これまでX GAMESや世界選手権の栄光をつかんで来たスコッティーだったが、これが悲願のUS OPEN初栄冠となった。

4位に入ったダニー・デービスは、あいかわらず祐逸無二の存在だった。
多くのライダーが、コークやトリプルという高回転+3Dスピンという流れの中、敬愛するノア・サラスネイクなどヒストリーライダーを模範にしたという、クラッシックなレイトスピンや超クールなマックツイストのジャパングラブなど決めて、会場を大いに沸かした。

平野流佳も大健闘し、5位に入った。今季習得したばかりというフロントサイド・ダブルコーク1440を見事にメイクして、ジャパン勢の層の厚さを見せつけた。