2002年五輪パイプ金メダリストが今度はクロスで五輪へ

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2002年五輪ハーフパイプ金メダリストのロス・パワーズが今度はクロスで五輪へ。なんと一昨日行われたアメリカ・コロラドでのワールドカップ
『Visa U.S. Snowboardcross World Cup at Telluride Resort』で3位に入った。

これは驚いた!なんとロス・パワーズがクロスでW杯3位に!

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ロス・パワーズと言えば、ショーン・ホワイトが大きく台頭する前に、アメリカを代表するハーフパイプの選手。2002年のソルトレイクシティ五輪では、見事に金メダルに輝いている。当時、世界主要のパイプ大会でも圧倒的な実力を誇ったか、いつの日か彼の名前は聞かれるようになかった。
ところが、なんとクロスの選手として、再びこの世界に戻っていたのだ。しかも、最も最近行われたW杯クロス大会で3位という勲章を得たのである。

多くの人がご存知のように、ワールドカップのハーフパイプという競技では、世界屈指のトップ選手が必ずしも出場しない。その結果、そこで優勝しても、五輪メダル候補になり得ない事情がある。ところが、クロスの競技というのは、比較的に主力選手が出場している。だから、今回、ロスが3位に入ったことは、そのままメダル候補につながることなのだ。

もし、今季行われるバンクーバー五輪でメダルを獲ることになれば、8年越しに違う種目でメダル獲得という快挙になる。

パイプとクロスという競技は、スピードやジャンプなど共通するテクニックがあるが、ここまで見事に両種目で活躍するのは、お見事。クロスの方が、ライディング経験などで有利になることがあるだけに、今後、パイプの選手がパイプ引退した後、クロスで活躍する、という例がもっと増えていくのかもしれない。

Visa U.S. Snowboardcross Cup / Telluride, CO

Men
1. Pierre Vaultier, France
2. Robert Fagan, Canada
3. Ross Powers, USA

Women
1. Maelle Ricker, Canada
2. Simona Meiler, Switzerland
3. Dominique Maltais, Canada

 

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