経験値

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文:齋藤 稔

今回のテーマは「経験値」スノーボードの経験値って実はものすごく重要なのです。よちよち歩きだった赤ちゃんがいろんな経験をしながら、大人になっていく。それと一緒でスノーボードでもいろんな経験をしてレベルアップしましょう。

雑誌などでよく目にするプロの華麗な写真。パウダーからフリーランまでその種類は様々です。そんな一枚の写真ですが、上手い人は何やっても上手に見えますよね。パークで飛びまくっている写真からパウダーを巻き上げている写真まで、「これって同じ人か!?」って言うくらい何でも上手くこなすプロってかっこいいですよね。ではトッププロはなぜ何でも上手くこなせてしまうんでしょうか?
ここで登場するのが経験値です。スノーボードの経験値は誰でも持っています。例えば始めたばっかりの人ならレベル1で経験値0ですね。これが中級くらいになるとレベル20で経験値2500くらい?クレイグケリーやテリエレベルならレベル100経験値999999とかかな?? まぁ、この辺はテキトウですけど。中級くらいの人って得意分野と苦手分野の差が激しいですよね。ツリーランが苦手とか、パークは入らないとか。でも上級の人はそつなく何でもそこそこにこなしてしまう。パークからフリーラン・パウダーランまでなんでも楽しめるようになる。ここが経験値の差なのです。

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具体的にスノーボードの経験値はどうやったらあがるんでしょう。例えばツリーラン。初めてツリーランを体験するととても難しく感じてまともに滑ることができません。ですが、二回三回と回数をこなすうちに楽しめるようになる。初めはコース脇のちょっとした場所だったのがだんだん奥に入っていってパウダーとスリルを楽しめるようになっていく。これってツリーランの経験値が上がったってこと。パイプだったら、初めはドロップインもままならなかった状態から、上達してトリックを決めれるようになる。これはパイプの経験値が上がってレベルアップしたから。こうやってみるといろんな事をやってみないと経験値は上がらない事がわかりますよね。

経験値って不思議な物で、フリーランがバリバリに上手い人はツリーランが初めてでもそこそこできてしまう。パイプが上手い人はいろんなところでバンバン飛べる、とか。スノーボードの経験値って応用がきくんです。一つのカテゴリーの経験値があがれば他のカテゴリーでもレベルがあがる。そう言った効果があるんです。

では、今伸び悩んでる人はどうすればその壁を乗り越えられるのか?答えはズバリ「経験値を上げる」です。パイプで伸び悩んだらフリーランを頑張ってやる。ツリーランが苦手な人はパークに入っていろんなアイテムで遊んでみる。いままで嫌いだったこぶの斜面にチャレンジしてみる。そうすれば新しく経験値をためることでできて、壁を乗り越えられるのです。以前このコラムでも「BACK TO THE BASIC」と言いましたが、それも同じ、初心に返っていろんな遊びをやってみる。フリーランでもいろんな所を滑ってみる。ちょうど今年は雪の当たり年。どんなところでも最高の状態で遊べるはず。今までとは違ったスノーボードの楽しみ方を発見してレベルアップしましょう!

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