北海道からメダリスト!ばんけいハーフパイプ誕生への思い

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先月、さっぽろばんけいスキー場に国際スキー連盟、FIS公認の国際基準クラスのハーフパイプが誕生することが発表された!
それに伴い、6月6日(金)に行われた安全祈願祭は行われた。

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札幌は、かつて日本のハーフパイプの聖地でもあった。
五輪で活躍した国母和弘、中井孝治、村上大輔など、札幌をホームに世界の舞台にチャレンジしたライダーは多い。
かつて、彼らがライディングしたのは、真駒内のハーフパイプだ。
元ナショナルチームのコーチである綿谷直樹らが、北海道ジュニア世代の育成を支えて、「カズ」や「中井」というスノーボード界のビッグスターたちを育てて来た。

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しかし、その真駒内は、8年前に西武ホールディングスによる再編で不採算施設とみなされ消えていくことになる。このことは、当時、多くの関係者にとってショキングなことだった。「札幌にハーフパイプを残したい!」という思いは、様々な業界関係者の復活運動につながった。しかし、愛媛県のアクロス重信と同じように、関係者の思いは打ち砕かれることとなる。

先の五輪では、新潟や兵庫出身の平野歩夢、平岡卓が銀、銅メダリストに輝く大活躍!日本中が歓喜に沸いた。一方、長年、優秀なスノーボードやスキー選手を輩出して来た北海道関係者にとっては、じくじたる思いだったに違いない。そんな思いもあり、ばんけいハーフパイプは誕生した。

ハーフパイプを建設するばんけいスキー場は、札幌の都心から車で約20分という至近にある。注目されているハーフパイプの国際規格の施設ができることは、学校帰りの子どもたちの利用が可能となり、将来の五輪代表選手の輩出を期待される。

今回、このハーフパイプ誕生の経緯に関して取材して来たウィンター・スポーツジャーナリストI氏によると、2017 に開催される冬季アジア札幌大会が大きなきっかけにになったという。さらには、その先にはウィンター五輪を札幌で行うことにもつながっているというのだ。
というのも、オリンピックを開催するためには、国際的な大会実績が必要になる。この札幌近郊のばんけいで実績を積み重ねることで、冬季五輪開催への招致につなげて行こう、というのだ。夢のあるストーリーに期待が高まる!

ご存知のように、今、新潟では石打丸山に国際基準のハーフパイプを建設することが持ち上がっている。
スノーボード・パイプの平野歩夢に加えて、スキー・パイプの小野塚彩那(銅メダル獲得)の活躍で、新潟が盛り上がって来ているのだ。
今後、北海道と新潟が良い意味で、日本のハーフパイプ聖地を争ってくれれば、スノーボード業界にますます追い風が吹いて来そうだ。

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工事着工は6月7日(土)から始まった。9月末の完了を目指している。来たるべきシーズンには滑れる!!

 

 

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