ビッグ・エアー王が復活へ狼煙を上げる

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ビッグ・エアー王マーク・アンドレ・ターレがケガから回復して一昨日、雪上復帰。復活へ向けて狼煙を上げた!

元気になったよ!

ここ2年間マークにとっては受難の年だった。マウントフッドのクォーター大会において転倒し、お尻の骨を脱臼させたり、またニッポン・オープンでヒザをケガして手術したり。
ヨーロッパでの主要ビッグ・エアー大会Freestyle.chでは3年連続優勝を遂げながら、昨年は見学。そしてToyota Big Airでは2005年の優勝後、表彰台に立てずにいた。

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しかし、ビッグ・エアー王は不屈の精神で回復して行った。ジムでバイクを漕ぎ、またヒザの筋力を鍛えるためにアイススケートしたり、さらにはマウンテンイバイク、クライミングなど自然を利用したトレーニングを得て、一昨日、ブラッコムのグレーシアで復活を遂げたのだ。

「山の空気を吸いに行こう。きれいな景色を見に行こう。そんなリラックスした気分でグレーシアに上がったんだ。
だけど、レールを見ていたら、入れるような気がして。そしてトライしてみたら、スムーズにメイクできた。次はキッカーにトライ。それもうまくいった。最後にはパイプにもトライしたよ。
まるで子供がキャンディ・ストアに連れて行ってもらったような心境だった。だって、長い間ずっとスノーボードをしていなくて、遂にできたんだから。とても楽しかったよ」

マーク・アンドレ・ターレは、この休んだ期間、精神面のこと、また新トリックのことなど考えていたようだ。
そして、今、マークはダブルバックサイド・コークのイメージを固めているとのこと。実際、マークは自宅の庭にあるトランポリンで練習中だ。

この取材した日、マークは自分の復活ぶりをアピールするかのように、様々なトレーニングを見せてくれた。
「やる気持ちがあればどこでもできるんだよ」
と、言った後、突然、話していたベランダの柱のところに登って片足でバランスを取ってみせた。
その後も日頃行っているバランス・トレーニングや、トランポリンも見せてくれた。

8月からマークは、ニュージーランドに行く。
そして10月行われるFreestyle.chで復活を遂げる!

なお、この日、取材した模様は、SnowBoarder誌の「マーク・アンドレ・ターレによるスノーボード人生相談」に掲載予定。
このコーナーは、毎号リリースされるもので、「これからライダーになりたい」など、読者からの相談を深刻に考えマークが答えるというもの。マークならではの哲学、ユニークな考えが聞けて楽しいコーナーに仕上がる予定だ。どうぞ、お楽しみに!

いきなりベランダの柱で片足バランスを始めてしまった。 マーク自家製のバランス強化スケート。

トランポリンで新トリック練習中。

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