【COCレポート26】ファイナル・デイ!

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ほぼ毎日お届けして来たCOCレポートも遂に本日で最後だ。雪上取材日数は、24日間。ファイナル・デイの最終レポートをご紹介しよう。

最終日は見事な雲海が見れた!

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今週は毎日朝は晴れ、午後から曇るような天候だった。しかし昨日は、朝から久々に雲に覆われた。撮影日和にはならないか?と思いつつ、いつものようにリフトでブラッコム山頂を目指すと・・・。みるみる太陽の光が差し始めた。後ろを振り返ると、見事な雲海!ウィスラーでの雲海は、冬の間はしばしば見られるものだが、夏には珍しい。まるで、COCファイナル・デイを祝福しているようだ。

午前中の撮影に参加したのは、ジェフ・ブラウン。Aセッションでもタップ・トリックを披露してくれたが、あいにくの霧模様だったので、最終日に改めて撮影したのだ。

ジェフは、もはや完全に自分のトリックにしているレールにタップ(当て込んで)インをほとんど失敗もなくメイクしていった。まさにジェフのシグネチャー・トリックだ。
最後には、バックサイド・タップ・トゥ・ボードスライド・タップ・アウト・トゥ・スイッチも決めてくれた。
トリック名を見ても「?」の方は、ぜひPARK NO GOKUIでチェックしてほしい。ジブ・ファンの方は、来るシーズンに向けてのトライ技にもなるだろう。

このタップ・トリックにいきなり参加して、270インを決めてくれたのは、清水大輝。残念ながら、身体が暴れてしまったが、その度胸とテクニックには驚かされた。

午後の撮影は、このCOCで何度となく紹介して来たニック・ラッセル。巨大キッカーの横にいつの間にか作られたユニークなアイテムに挑んだ。
このアイテムは、ジャンプするためのリップと着地するためのランディングゾーンがあり、さらに上に擦ったり滑ったりすようなエリアがある。アイテムと言っても、すべて雪で作られたもので、ライダーたちは途中の滑走エリアを無視してジャンプだけを楽しんだり。あるいは、途中の滑走エリアで擦ったりしていた。ニックは、みんなが擦っているところで、テールブロックをしてオリジナリティを出していた。
こちらの方も、くわしくはPARK NO GOKUIでチェックしてほしい

その他、この日はヒップでのセッションや、ウォール、レールでのセッションもあった。

この日来ていたライダーやキャンパーたちは、滑り収めとばかりにいつもよりもずっと長く滑って、COC巨大パークを堪能していた。

本日の写真3枚

ジェフのタップ・トリックが最終日にも炸裂!

ヒップでスタイル抜群のエアーを見せてくれた清水大輝。

アンソニー・レフィラーがしているグローブは日本のSASSI TRADINGのクリームだ。

COC最優秀ライダー賞&コーチ賞

dmk独断と偏見!?このレポートを毎日担当して来たフサキが、COC最優秀ライダー賞&コーチ賞、さらには新人賞を勝手に贈呈してしまおう。

今年もキャンパーのハートを見事にキャッチしていたダフィシー。まさにスーパー・ナイス・ガイ!

まずは最優秀ライダー賞から。
今年もぶっ飛びまくって、我が物顔でこのCOCパークを自分の庭のようにしていたトースタイン・ホグモに贈呈しよう。

次に今年初めてCOCに来て、インパクトを残したライダーである新人賞。それは、このパークのほぼすべてのアイテムを楽しみ、しかも撮影し良い映像を残し続けたニック・ラッセルに贈呈しよう。
ニックの魅力がさらにわかるインタビューは、近日中にアップする予定なので、楽しみにしていね。

最後に、最もキャンパーのハートをつかんだ優秀コーチ賞。
それは、常にキャンパーに真心を込めて接し、キャンパーにスノーボードの魅力を伝え続けて来たクリス・ダフィシーに贈呈しよう。
ちなみに、ダフィシー以外で良いコーチングが目立ったのは、TJシュナイダー、パット・ミルベリー、ネブ・レパードなど。
あとマーク・ソラーズ、ルーブ・ゴールドバーグ、デレック・デニソンなども、キャンパーのビデオ撮影をしてあげたり、何度もミニ・キッカーをハイクしてアドバイスを送ったり、ほのぼのしたコーチング風景を見ることができた。

今年も述べ800人のキャンパーたちが世界各国から来たが、来年はさらにたくさんのキャンパーたちが集まるだろう。そんなふうに感じさせてくれる楽しいキャンプ4週間だった。


スペシャル・サンクスDice K Maru!

今回このCOCのレポートを担当して来たフサキです。
今年の夏は、家庭の事情で1日だけお休みをいただき、その日のレポートはPARK NO GOKUIのディレクターのアキにお願いしました。だけど、残りの23日間はすべて山に上がり取材を続けました。
こうしてほぼ毎日レポートをお届けできたのも、いつもいっしょに山に上がってくれたフォトグラファー、Dice K Maru氏のお陰です。

Thanks a lot !

バスで山まで通っていた自分に「途中だし乗っけてってあげるよ」ということで、毎日行きと帰りに車に乗せて行ってもらいました。ブラッコムのグレーシアまでは、3つのリフトと途中バスにも乗らないといけないので、行きに1時間、帰りにも1時間ほど掛かるのですが、その間、様々な話ができたのも貴重な経験になりました。

世界のトップ・ブランドや世界のリーディング専門誌のフォトグラファーとして活躍するDice K Maru氏は、常に謙虚で、あくなく探究心で良い写真を撮ろうとチャレンジをし続けていました。そんな姿勢にも、とても感化されました。

スノーボードには、大会シーンもあれば、ビデオシーンに代表されるような自然を相手にするバックカントリー・シーンもあります。だから、パークのシーンというのは、1つの視野に立った見方に過ぎません。
しかし、真夏の世界一ビッグなパークには、世界のトップ・ライダーたちが集まり、最新のトリック、また最新ファッションも見せてくれました。現在のスノーボード・シーンを垣間見たように思います。
また若手たちは自分の存在を知ってもらうために一生懸命努力していました。そんな姿がよくわかったのも毎日山に上がったからだと思います。

灼熱の太陽の下で、ヘビーなカメラ一式とボード一式を持っての毎日の撮影。自分一人だけではモチベーションが上がらずに、どこかで休んでしまったと思います。しかし、ほぼ皆勤賞で行けたのも、Dice K Maru氏という良きパートナーがいたから。
マルくん、どうもありがとう!

さらにCOC総集編もアップされるぞ!
このニュース・コーナーで紹介できなったシークエンス写真、最新ファッション情報なども入った、COC総集編は近日中に特集ページでアップする予定です。どうぞ、お楽しみに!

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