【帰ってきたDr.ビーバー】あなたの滑り直します!

広告 five  

全国のスノーボーダー、上達できないお悩み患者さんを診断するというコーナーです。

今回はフリーランとキッカーを行う患者さんがいらっしゃいました。

特効薬を飲めばすぐに直りますよ。お大事に!

広告

マリリンはスカート押さえます病

病名の語源:
1950年代のマリリン・モンロー主演映画『七年目の浮気』の作中、地下鉄の風圧にマリリンのスカートが舞い上がり、それを押さえるような姿なので。

診断書
あのセクシーなマリリンを思い出すような可愛い滑りです。両手が内側にかなり寄っているところが、女の子感が出ていますね。
だけど、この滑りでは、スピードを出せません。後ろのヒザが内側に入り、腰が前方向に捩れた格好なので、安定感がないのです。
ゲレンデをもっと自由にスピードを出せるように、特効薬を。

 

フサキ先生の特効薬

1 家の鏡の前でフロントの姿勢を確認しましょう(写真左)。
後ろのヒザはもっとガニ股方向にすることにより、腰は進行方向に対してナチュラルにほぼ横向きです。このような自然なスタンスは可動域を大きくするので、よりヒザも曲がって、しっかりと踏めるようになります。

2 両手はもっと広く構えた方が、安定します。

3 目線の送り方が絶えずフォールライン(谷側)になっているようですが、このような浅いターン弧ではあまり上達できません。もっと深回りするように滑りましょう(写真右)。

ターン中のGを感じるくらい深く回りカービングターンを楽しんでね。その方がもっと上達するよ。

 

ピュンピュン丸きびしい~ぃ!病

病名の語源:
懐かしのアニメ、ピュンピュン丸のお決まりのポーズ「きびしい~ぃ!」のようなので。財津一郎さんの当時一世を風靡した往年のギャグでもありました。

診断書
キッカーで飛んだ患者さんは、おもいっきりバランスを崩し、思わず「きびし~ぃ!」のポーズを取ってしまいました。おもしろい格好で笑っている方もいるかもしれませんが、他人事ではありません。キッカーのジャンプでコントロールできないと、よく出てしまう症状ですよ。

井上智秀先生の特効薬 

1 まずは空中での明確な姿勢をイメージしましょう。エアーのピークでは、板を胸の方に引き付けてジャンプを安定させます。

2 鍵は抜けのところ。上半身をリラックスして構え、前の手で、ジャンプをリードするようにしましょう。

3 日頃からオーリーで空中に慣れることが大切。トモ先生のお手本を参考に練習しましょう。

空中で煽られたら危険信号だから、一度基本に戻り、平地などのオーリーで身体の動きの確認をするのもいいよ。

このコーナーは毎週金曜日に更新します!

Dr.ビーバーとは?
97-98シーズンからSnowBoarder誌で始まった読者診断コーナー。考案者、及びハウツー執筆を行ったのはdmkフサキ。また編集は一昨年までSnowBoarder誌の編集を行っていたトップエンド(注:現在ユキスキの編集を行っている)。巷で話題になったユニークな病名は、00-01シーズンからトップエンド中嶋氏が担当した。しかし、トップエンドがSnowBoarder誌の編集から離れたため、今季販売していたSnowBoarder誌でなくなってしまった。そんな中、Dr.ビーバー愛好家から復活の声を求められ、ここに復活したのである。

広告