【動画】Shred Show 2013 – Big Air ハイライト

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昨夜、ウィスラーで開催されたTTR 5 star大会、Shred Show 2013ビッグエアーのハイライト動画がアップ!

早速、優勝したマクセンス・パロットのバックサイド・トリプルコーク、さらには他選手のパフォーマンスをチェックしてみよう。

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Canada’s biggest snowboard contest, the World Snowboard Tour 5-Star Monster Energy Shred Show finished off with a bang Saturday night. Canadian Max Parrot who was an X-Games silver medalist in slopestyle earlier this year stomped a backside triple cork 12 to beat out the competition. "I was kinda nervous, I tried it in practice and didn’t land it, but with the pressure and the good crowd, everything came around and I stomped it perfectly so I was pretty happy!" said a triumphant Max just after receiving his winning cheque and crown.
The field of competitors didn’t make it easy for him though. The 10-man final was stacked with talent like last year’s winner Darcy Sharpe, The Shred Show Slopestyle winner Emil Ulsletten, and a host of perennial jump slayers like Sage Kotsenburg and Eric Willett. Ultimately though it was American Justin Morgan who ended up in third spot with his switch backside double cork 1080 and Kim Rune Hansen from Norway took second with a switch back 12. The level of riding was the best Canada has ever seen and The Monster Energy Shred Show continues to grow in stature in the international contest scene.

 
http://www.wssf.com/event/shred-show



(ミニ・コラム)TTRとは?

文:飯田 房貴  [email protected]

世界主要のスノーボード大会を結ぶWorld Snowboard Tour、その大会のランクを示す名称。
最高が6スターで、最低が1スター。
今回のThe Shred Showは、上から2番目の5スター大会となっている。

TTRツアーは、現在、World Snowboard Tourという名称に変えたため、本来ならTTR 5 Starという名称ではなく、WST 5 Starという言い方の方が好ましいように思われるが、すでに世界でTTRツアーという言い方が定着したため、そのような呼び方をしている。

世界最高峰の6スター大会は、年間で8回ある。
主な6スター大会は、Air & Style、US Openなど。

そして、5スターは年間13回行われる。

日本では、かつて東京ドームの大会が6スター大会で、Asian Open(旧:ニッポン・オープン)が5スター大会であったが、現在は4スター以下の大会しか開催されていない。

スターの数が大きいほど、ポイント獲得数が高く、基本のポイントシステムは、スロープスタイルでトップ4ポイント獲得数大会の平均。その他、ビッグエアー、ハーフパイプがベスト3大会の平均となっている。
つまり、ポイント獲得数の高い大会で、3回から4回、良い成績を収めるとシーズン王者になりやすい。

シーズンで王者の決め方は、各種目スロープスタイル、ハーフパイプ、ビッグエアーのランキングと、その3つを加えたオーバーオール王者に分かれる。
今季、オーバーオールで1位だったのは、ピート・ピロイネン。
またハーフパイプでは、平野歩夢がチャンピオンだ。
ちなみにスロープスタイルの1位は、マーク・マクモリスで、ビッグエアーの1位はセバスチャン・トータント。
女子は、ジェイミー・アンダーソン(スロープ)、ケリー・クラーク(パイプ)が、シーズン王者だ。

世界主要大会を結ぶこのツアーには、X-GamesやDEW TOURなど全米や世界で支持されているイベントは入っておらず、オリンピックも入っていない。だから、ショーン・ホワイトは、パイプ・ランキングで10位だ。
ジャイアント・スラロームなどアルペン種目も、ボーダークロス系のような大会も入っていない。
そういった意味では、真の意味でのスノーボード主要大会のランキング・システムに疑問を挟む人も少なくない。しかしながら、ワールドカップと謳いながら、あまり実力ある選手が出ないケースが多い、FIS大会よりはマシだろう、という声も多い。

ある種、プロレス団体のように、勝手に誰かが世界チャンピオンと名乗って、世界のおちこちに王者がいる図式と似ているところがある。
だが、フリースタイル系の大会では、かなり正確に現在の実力を表していることが多く、そういった意味ではスノーボード界で最も信頼できるランキングとも言えるだろう。

ちなみにTTRツアーの代表的な発起人は、1998年に圧倒的な世界トップ選手ながら長野五輪をボイコットしたテリエ・ハーコンセンだ。

 


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