【ハウツー】谷側エッジングできる?

広告 five  

さあ、本格的なシーズンイン!

今回は、カービング・ターンのハウツーです。

カービングターンが上手にできているかどうかの1つの目安に、谷側エッジングというのがあります。

広告

以下の写真2枚をチェック!!

news141221d
(以上、トゥサイドの谷エッジ)

news141221e
(以上、ヒールサイドの谷エッジ)

この谷エッジができているかどうか?
ようは、斜面に対して谷側にエッジングできているかどうか、ということです。

エッジを切り返してから、谷に向かっていく部分のことをターンの前半と言うのですが、個人的にはこの部分こそカービングの気持ち良さがあると考えています。

よくスノーボードの写真では、ターン後半、つまりエッジが山側になっている部分を使われることが多いですが、こっちのターン前半の方が僕は好きです。

なぜかと言うと、基本的にターン後半というのは、前半で作ったポジションニングをそのままキープし続ける我慢の子って感じだからです。
対して、ターンの前半はどれだけ谷エッジングの時間を生むのか、というスリリングな作業に満ちていて、実際この前半から後半にかけてジェットコースターのようにヒュイーンって進む感覚はとても気持ちいいと思うからです。

でも、初級者の方だと、そもそも滑っている時に、ズラしているものだから、谷側にエッジが触ったとたんに、ドテーン!
そう、誰もが何度も味わったことがある、逆エッジに見舞われ転びます。

でも、カービングターンの時には、谷側(逆側)にエッジングしても転びません。それななぜかというと、まるで鉛筆の線のようにきれいなターン弧がキレのあるターン、そのためのエッジングや荷重ができているからです。ボードの進む推進力が、きれいなS字を描くような方向になっているわけです。
対してエッジが谷側に触ったとたんに、転んでしまうという人は、S字ではなく急激にターンしてしまう、つまりWを縦にしたようなターン弧になっています。ボードをズラしている滑っている人は、そのズラしている方向に進んでいるので、逆エッジにしたとたんに、転んでしまうのです。

さらにわかりやすく図で紹介しましょう。
以下のイラストで赤い部分の矢印は、そのボードが進む推進力を表しています。
左のカービングターンの方は、斜面に対してほぼ横の方に推進力があるので、谷側にエッジングしても転びません。進む力が赤い矢印方向にあるので、谷エッジングが実現できます。
対して、右側のズレのあるターンでは、斜面に対してほぼ谷側に推進力がいってしまっているので、谷側にエッジが触ったとたん逆エッジと言われる転倒をしてしまうのです。

news141221f
それでは、こうしてターン前半をうまく作るには、どうしたら良いか?
それは、ターン後半でしっかりと良い姿勢を保ち、エッジング、荷重ができているか、ということになります。

以下はターン後半での写真。ご参考にしてください。

news141221g

良いカービングターンというのは、この写真のようにほとんど雪しぶきが上がりません。

ヒールサイドでは、つま先を胸に引き付けるようにしてしっかりとエッジング。
また、トゥサイドでは、ヒザが雪面につくぐらい足首をしっかりと曲げてエッジングしています。
ボードが最も喜びそうな、きれいなS字を通っていますね。

手本のライダーとなってくれたのは、Jimmy。DMK応援ライダーです。
うまい具合に上半身の力が抜けて、脚がしっかりと活動しているとてもカッコ良いカービングターン。
僕が大好きなスタイル!!

 

 

 

広告