阿刀 暖が超ロング ダウン・フラット・ダウン王者に

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11月からスタートしたウィスラー、ブラッコムのシーズンも、遂に今日でフィナーレを迎える時がやって来た。カナダの日付で5月30日。泣いても笑っても今日が最終日だ。

ダンくんが超ロング・ボックスの王者に!

朝から雨が降っていたが、ちょうどオープンする10時前には雲がブレイクし始め太陽の日も刺す天候となった。

そんな中、地元スノーボード・ショップのショーケース主催により、超ロングなダウン・フラット・ダウンのボックスでイベントが行われた。

その長さたるや主催者発表で95フィート、およそ30メートル近くもあるというから驚き。

このボックスを抜き去ると、ウエアやらバッグなど様々な商品がもらえるということで、ローカルの腕自慢が集まって来た。

この大会に掛ける思いが強かったのだろう、開始時から果敢に挑む若者がいた。ウィスラーの高校に通う阿刀 暖、通称ダンくん。

日本は九州という温暖地の育ちながら、プロ・スノーボーダーを夢見てカナダに留学しているライダーである。

そのダンくん、まずはバックテールで見事に抜き去り、この日、一番にこのボックスを制した。

しかし、お昼頃になると、地元の雄がやって来て、中にはダンくん以上のパフォーマンスを繰り広げる者も出た。
それでも負けずとダンくん、今度はフロントボード狙いだ。

だが、これがなかなか決まらなかった。
何度も何度もハイクする。また失敗する。そしてまた何度もハイクを繰り返す。

この日、ダンくんのようにハイクを繰り返すライダーも、4、5人ほどいたが、ダンくんほどはハイクしていない。あとの残り推定100名以上はみんな流しているので、ダンくんばかりがハイクしているような格好だ。

「そんなにハイクして疲れないのかい?」
と聞いてみると、「僕、乗る時、離れていましたかね?」と、的外れの回答をしてくる。
ともかくメイクしたい!という思いが強いのだ。
そして、また駆け上がるようにハイクするのだ。まさに無尽蔵な体力!

これだけ長い距離だと、ほんのわずかな乗る角度のズレが、結果、ボックスから落とされることになる。だから、とても難しいのだ。
しかし、努力を続ける若者に遂にスノーボードの神は微笑んだ。フロントボードで抜き切ったのである!
ダンくんの頑張りを見ていたショーケースのスタッフも「イエーイ!」の掛け声。

ところが、これだけでは終わらないダンくんだった。
今度は再び、バックボードをやったり、まだまだこのボックスを楽しむ様子。その姿には、挑むというよりも、ともかくこのアイテムを楽しみたい、という思いが強かったようだ。

そしたら、今度はまた凄いトリックを決めてみせた。
最初のインの時、バックサイド180、次のフラットに行く時に180をし、それの繰り返しでダウン・フラット・ダウンを滑って、計720のバックサイド・スピンでこの超ロング・ボックスを擦り切ったのだ。

ちょうどこの時、ショーケースの主催者は、これまでのところ誰が一番良かったのか、ということを相談していたのが、このダンくんのトリックを見た後すかさず、「彼が王者だ!」と思わずつぶやいていた。

おめでとうダンくん!最終日に良いライディングができて良かったね。

最終日の積雪量は272cm。今季の降雪量は、なんと1589cm!この雪の降った量は、2番目の記録だ。 今日はやたらにコスチュームを決めるスキーヤー、スノーボーダーが多かった。そんな中、日本人のこのピンクな女性、目立っていました。

 

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