【COC Report】トースタイン・ホグモ滑りまくり飛びまくり

Report & Photo: Fusaki Iida

 
グレーシアにアクセスするセブンス・チェアに乗ったところではガスっていたけど、頂上まで来ると青空が!

同じプロという名の付くスポーツでも、プロ・スノーボードの世界は他とは事情がかなり違って来る。

例えば、サッカーのプロの場合、お客さんのいる前で試合をして活躍することで、お金がもらえる。
しかし、プロ・スノーボーダーの場合は、大会もあるが、それよりも撮影して露出されてプロとして認められるケースが多い。
そういった意味では、ライダーには撮影者がいることで、ゲームに参加できると言える。
だから、世界中のアグレッシブな若手ライダーたちは、いつも撮影者を求め、自分の露出先を探すのにハングリーである。

年収で1千万以上もらうようなライダーは、勝負のところで本気で撮影すればいい。自分がスポンサードするメーカーの撮影や、大手フィルム・プロダクションズの撮影に参加し、活躍すればいいわけだ。だから、このようなCamp Of Championsではメローになる大物ライダーたちも少ないない。

だが、この男だけは別格!トースタイン・ホグモだ。
久しぶりに晴れてご機嫌モード。朝イチから滑りまくる。
これまで天気が悪かったので、ビッグ・ジャンプはご無沙汰。しかし、今日は時よりブルーが広がる天候。雲の隙間から神秘的に広がった光の下で、一生懸命に楽しそうに飛んでいた。いっしょに滑るお友達もいらないようである。一人でひたすら滑りまくって、飛びまくっていた。

最初のウォーミングアップでストレートに飛び、その後のランから、スピンを加えていく。そして3本目のランでは一気にギアを上げて、バックサイド1080。

(あいかわらずハイクしまくって飛びまくる無尽蔵の体力のトースタイン。)

しかし、日本の若者だって、負けているわけではない。
ケータイにメッセージが入る。
「フサキさん、どこ?今日は、あのジブ・アイテムを攻めよう!」
小川リョウキは、プロとしてゲームに参加して来た。

セッション仲間は、同じくウィスラーでスノーボード修行を行うダンくん(阿刀 暖)。
どうやら、お互いビデオ撮影し合って、写真は自分に任すという作戦。
何を企んでいるのか、動画コンテンツも作るようだ。

リョウキは、いつものようにハイクをガツガツ始めた。
階段と壁が合体したユニークなアイテム。リョウキは、テールスライドなどあいかわらずスタイリッシュなトリックを決める。
ダンくんも負けずと、フロントボードなど決めて来る。
お互い3本滑って撮影者交代をしている姿は、まるでゲームのよう。3本以内できっちり決めたいという二人の情熱がぶつかる。

これで満足しないリョウキは、上のフラットレールから、下にあるダウンレールに飛び乗るというトリックも見せ始めた。
海外ビデオのThinkThankなどで見るようなトリッキーな動き。乗れているからこそ、できる技術だ。

 

この後は、オニールのセッションがあり、筒型ストレートレールに行ったリョウキ&ダンくん。これはオニール主催のイベントで、活躍すると何かプレゼントなり出たのかも!?
このセッションには、セバスチャン・トータントらオニールのライダーたちが参加していた。

 

しかし、数本やった後、リョウキは「イケてねえ!」と言い放ち、「ドンキーレール行きます。」と立ち去ってしまった。
どうやらMCで盛り上がるわけでない、このセッションに張り合いがないようだ。

ドンキーレール(注:ダウン・フラットの筒型レールのこと)でセッション中、一発目の巨大キッカーを飛んだ後、僕たちに気づいたのか!?トースタインもやって来た。
「いやあ、今日は最高。スノーボードおもしれえ!」と言いながら、キャブインにトライしたトースタイン。
もう、すでにTバー・リフトがクローズする時間に迫っていたが、いつまで続くのか、果てしなく滑りまくり飛びまくるトースタインだった。

明日は、さらに青空が広がる天気になるようだ。トースタインやセブたちの華麗なエアー・ショーが繰り広げられるだろう。
最新COCレポート、お楽しみに!

左、安定感抜群のエアーを決めていたセバスチャン。中、カナダ・ナショナルチームのメルセデス・ニコルも楽しそうにコーチングしていた。右、ナイトロのライダー、誰だろう?うまかったな。)

(左、セブ同様、五輪に向けてエリート街道を進むマーク・マクモリス。右、こんなに小さな子どもも元気にハイクアップ。このセッション、8歳から10歳ぐらいの子供たちをよく見かける。)


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