【最新DVD感想記】 DRIVEN / RED EYES’ FILM

このコーナーは、dmkフサキ編集長による最新のスノーボードDVDの視聴感想記です。 ご購入の際にご参考ください。

日本屈指の三大ライダーと言えば、多くの人は布施忠、國母和弘、そして中井孝治を思い浮かべるのではないだろうか。彼らは知名度、実力も高く、またプロフェッショナルとしてのスポンサーPR能力の高いライダーとして、ここ数年ずっと日本のスノーボード界を引っ張っている。その内の一人、中井孝治を見たかったら、このレッドアイズの最新作DRIVENは、買いの一本だ!それくらい中井、大活躍のビデオである。

スノーボードのムービーと言えば、各ライダーのパーツを組み合わせて、それで1本の作品として仕上げていることが多い。しかし、今回のレッドアイズは時間軸に合わせて、各ライダーたちのセッションを見せてくれる。だから、これは彼らのドキュメンタリー作品としても楽しめる作品だ。
しかも、今回は再度、7SAMURAIも加わったことで、レッドアイズ・ファミリーとしての力が充満したと言えよう。

冒頭、中井と鈴木翔太とのトークから始まる。実を言うと、この二人は作品を通してのキー・パーソンだ。編集者はそんな思いも込めて、この会話シーンを冒頭に持って来たのかもしれない。

そして、いきなり翔太がナチュラルできれいにバックサイド・ロデオを決める。するとノリの良い音楽がスタート。これに中井も続く。スノーボード・ムービーには欠かせない盛り上がり、高揚感が一気にやって来る感じだ。
この後、橋本貴興、増田塁輝も加わり、北海道のディープ・パウダーのシーンが続く。気持ち良い映像の連続に「スノーボードしたい!」と思わず、叫んでしまいそうだ。

さらに北海道の旅は続く。村上史行、原田正臣なども加わる。何かやってくれそうな予感が漂う。
そんな中、再び登場する翔太。スタイリッシュなパウダーランから、自然地形でジャンプし、スピン。スノーボードの楽しさの真髄を見せてくれる。観ていてさらに気持ち良くなっていく。
史行のシーンでは、目線映像も収められていて、パウダーの臨場感が湧いて来る。まるでライダーの至福の時間が観ている側にも伝わって来るようだ。

北海道シーンも終盤に入って来ると、レジェンド中のレジェンド、テリエ・ハーコンセンが登場!誰よりも速いスピードで攻める姿勢はさすが。トリックを決めるうまさも光る。しかし、登場シーンの短さに、やや物足りなさも残った。しかし、ここはテリエを登場させただけでも、良しとするべきだろう。

この後は、TJなどが出るレール・シーン。最初、うまくメイクれないTJのお怒りシーンがあるが、このパート最後にかけて良い映像を残している。そういった意味では、TJ怒りから入るのは、つかみと言えるし、編集者のセンスを感じる。さらにTJの会話など、興味深いシーンがあるが、そのへんはぜひ作品を観てチェックしよう。

このストリート・パートで最後にはスコッティ・アーノルドも加わる。そして、なんとスクローバーでも活躍している壁田竜一も登場!このへんの人選というか、こんなライダーまで登場させちゃうのか!というのは、レッドアイズ・ディレクターのシブチンの人望というものだろう。
いつもスノーボードの様々なジャンルを見せてくれるのがレッドアイズだし、またバラエティに富んだライダーを見せてくれるのもレッドアイズ。今回もテリエなど、楽しいサプライズを用意をしてくれた。
しかし、せっかく外国人ライダーを登場させながら、日本人との絡みセッションが少なかった。外国人パートという見せ方になってしまったので、個人的には日本人と外国人とのセッション、彼らの絡みやちょっとしたトークなども観たかったと思う。

後半戦は、カナダのバックカントリー。
ここで、フミオのかなりヤバいシーンが出る。カメラ目線映像もあるので、臨場感抜群でヤバさが伝わる。何がヤバかったのは、言わないけど、思わず観ながら「ヤベエ!」と叫んでしまった。

そして、カナダの後には、アメリカ・マンモスのスーパー・パークへと続く。

作品全体を通して、注目したライダーは鈴木翔太。多くの良い映像を残していて、翔太にとっては出世作となったように思った。

作品の全体比重としては、ナチュラル、パウダーが多かった。レッドアイズは、これまでパークやパイプをもっと見せていただけに、その点でもしかしたら、レッドアイズ・ファンには物足りなさも出るかも。
しかし、パウダーのシーンは何度観ても味があるし、何度か観ることで改めてライダーのセンスやカッコ良さも再確認できると思う。特に前半の北海道は、良い画を残しているので、その点チェックしてほしい。

日本を代表するライダーと世界のトップ・ライダーたちも出ているという点でも、コア層だけでなく一般の方にも楽しんでもらえると思った。ぜひ多くの人に観てほしい。

出演ライダー:
中井孝治、鈴木翔太、村上史行、原田将臣、佐藤晃洋、清原勇太、村上大輔、増田塁輝 、藤田広海、平野歩夢、MASAI、TEDDY KOO、橋本貴興、TJ SHCNEIDER、SEBASTIAN MULLER、 SEAN RYAN、 LONNIE KAUK、TERJE HAAKONSEN 他

タイトル名: DRIVEN
プロダクションズ: RED EYES’FILM
販売価格: 3,990円(税込)
収録時間: 40分
販売代理店:ビジュアライズイメージ(株)


http://www.redeyesfilm.com/