世界最強のスノーボーダーは誰だ！
オリンピックの金メダリストから、スノーボード界をリードするビデオスターなど、世界のスーパーライダーが大集結したNatural Selection Tour 2023王者は、今年もトラビス・ライス（アメリカ）だった！
女子はスロープスタイル、ビッグエアでは世界トップのゾーイ・サドウスキー・シノット（ニュージーランド）が王座返り咲き。オリンピックからバックカントリーまで活躍できる技術に脱帽。まさに彼女は、現在、スノーボード界で最も尊敬されるべき女性ライダーだ。
男子は８名、女子は４名の選手が決戦の地、カナダBC州豪雪地帯のレベルストークへ。
レベルストークではノックダウン方式で各選手が２本滑れて、ベストスコアが採用されるルール。
以下に紹介するように、世界から素晴らしいライダーが結集した。
MEN
Mikkel Bang
Blake Paul
Jared Elston
Ben Ferguson
Dustin Craven
Torstein Horgmo
Travis Rice
Mikey Ciccarelli
WOMEN
Kimmy Fasani
Elena Hight
Zoi Sadowski-Synnott
Hailey Langland
多くは、かつて大会で活躍した現在はビデオスターだが、男子ではトップ16からトップ８までの戦いで、マーク・マクモリス、レッド・ジェラードなど、五輪メダリストも出場している。女子でも今回優勝したゾーイ・シノット（北京五輪の金メダリスト）も出場し、まさに地球最強ライダーを決めるのにふさわしい戦いとなった。
ちなみに、レベルストーク決戦前までの戦いでは、出場する選手の意見を尊重してコンペティション場所を決めるルール。以下のインスタ映像は、トラビス・ライス対レッド・ジェラードのトップ16での戦い模様だ。
今回、優勝したトラビス・ライスは、決勝では誰もが行かなかったライダーから見て左手のコースをライディングし、信じられないようなジャイアントピローラインをメイクしてみせた！まさに雪山に君臨する百獣の王。
さらによく映像を見てみると、最後のクリフでバックサイド360まで決めている。
開いた口が塞がらないとは、このこと。
世界中のスノーボーダーが未だにトラビスを崇拝するのも納得できるというもの。
ランディングでは、体勢を崩しかけるも、持ち前の身体能力でリカバリーしてみせた。
下から見上げたカメラ映像も迫力あるが、さらに空中からのドローン映像が、より一層、このランの凄さを物語っている。
忙しい方もぜひ４時間15分あたりのトラビスのランをチェックしてほしい。
決勝の対戦相手だったブレイク・ポールも、このトラビスのモンスターランにただ苦笑いして脱帽するばかりだった。
トラビスは、この１本目のランで90.8ポイントを獲得し、このスコアは全選手の全ランの中でも最高得点。決勝を飾るにふさわしいパフォーマンスだった。
以下、画像クリックで全放送動画へ。
