これは嬉しい。なんとなんと、昨年リリースした僕が書いたハウツー本、『スノーボード入門』の初印税が入って来ました。
ご購入していただいた方、ありがとうございます!!
こちらの本は、アマゾンのkindleで販売しているので、毎月、kindleで読み放題のサービスをご利用されている方が、読まれても筆者である自分に課金されます。
自分は、数十年前にハウツー本を出していて、こちらの本はかなり売れたのですが、残念ながら出版社が赤字で倒産し、見込んでいた印税も疎かになってしまいました。
だから、今回が初めて!の印税だったのです。
まだ、今のところ、カメラマンをしてくれたタカチャンマンの3回分のラーメン代には届いていないすが(笑)、おそらくこれから毎月末、アマゾンから入金が期待できます。
自分にとっては新しい入金ルートを開拓したということで、ありがたい思いです。
はじめてのことは、誰にとっても嬉しいことで、そえは金額では現されるものではありません。
未来に向けて、自分はこんなことでも稼いでいけるのか、と思えることは嬉しいものです。
思えば、最初の写真使用料が雑誌社から入金された時にも、嬉しいものでした。
あれは、25年以上も前だったか、ある日、山と渓谷社から連絡入り、写真代を払うので振込口座は知らせてください、とのことでした。
その写真とは、1994年のリレハンメル五輪のモーグルで金メダリストとなったジャン・リュック・ブラッサールの写真です。
当時、僕はウィスラーの撮影コーデネイト会社に在籍していたのですが、担当は、スノーボードでスキーの方はほぼ無関係でした。
ですが、突然、朝になってカメラマンが手配できないので、社長からジャン・リュック・ブラッサールのハウツービデオのカバー写真を撮って来てくれ、と言われたのです。
ほぼ素人カメラマン同然だったのですが、会社にあった高そうな一眼レフと持ったこともない重いレンズをバッグに入れて、出掛けました。
当時は、VHSカバーだったので、縦サイズでともかく必死に撮りました。
今、思えばシャッタースピードや露出など、どのように設定して撮ったのかも覚えていません。
ですが、めでたくなんとか撮れて、ビデオカバーとして収めました。
その一コマとか違いの写真を、ヤマケイさんが使用することになったのです。
半信半疑のような気持ちで自分の口座番号を伝えて、後日、自分の通帳を見て、2万円が入っていた時には、驚きました。
写真使用料ってこんなにもらえるのか!と。
後日、当時の副編集長さんと話す機会があり、あの写真の良さは、
「ポールやスキーがフレームから切れているところだ。」と伝えられました。
偶然にも、僕は人物に寄って、わずかながらスキーの先とかフレームからはみ出してしまったのです。
雪しぶきのホワイトとバックの青空のコントラストも手伝い迫力ある良い写真となりました。
もしかしたら、プロのカメラマンなら、そんなミスをしないと思うのですが、僕はまったくの素人なので、ビギナーズラックのような撮影ができたのです。
アマゾンの入金を確かめながら、懐かしい思い出に浸ることができました。