W杯マンモス大会で村瀬心椛が3位!優勝はジェイミー・アンダーソン

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本日、米カリフォルニア州マンモスマウンテンで行われたスノーボードのワールドカップ(W杯)はスロープスタイルの決勝が行われ、女子は元日のカナダ・カルガリーの開幕戦を制した17歳の村瀬心椛が3位に入った。
優勝したのは、スロープ女王として知られ五輪では2個の金メダルを持つジェイミー・アンダーソン(アメリカ)。そして、ニュージーランド期待のスロープスター、ゾーイ・サドウスキー・シノットが2位となった。

村瀬心椛は、予選1位通過だったため、最終走者。この時点でトップに立っていたのは、82.50点を出したゾーイ・サドウスキー・シノットだった。

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村瀬の1本目は、まずバックサイド・ボードスライドからプレッツェル270アウトから入った。
続いて、スイッチからのフロントボードスライド、そして3発目のレールではフロントサイド360をクリーン・メイク。
勝負の掛かったキッカー・セクションでは、フロントサイド720テールグラブ、そして最後はバックサイド720をメイク。
このルーティーンで得たスコアは、77.94点。1本目終了した時点では2位という好成績だった。

女王ジェイミー・アンダーソンは、1本目のランは思ったような滑りができず、勝負は2本目だった。
3発のジブをうまく決めると、ジャンプの一発目はバックサイド・ロデオ、さらにキャブダブルコーク1080も披露した。このランで86.32点を獲得し、見事に逆転優勝。土壇場で実力を発揮するあたりは、さずがにスロープ女王だった。

このジェイミーのランの後にゾーイは、失敗ランに終わり、残るは最後の走者、村瀬心椛との勝負となった。おそらくは、1本目で見せていなかった最終兵器を出す予定だっただろうが、キッカーセッションに入った最初のフロントサイド7で惜しくも転倒。結局、1本目の成績により3位に終わった。

W杯2戦目のビッグエアで優勝している岩渕麗楽は惜しくも、11位で予選敗退。また、先日のカナダのカルガリー大会で2位に入った鬼塚雅は、公開練習中に後頭部を打ち棄権した。

女子では、アンナ・ガッサー(オーストリア)という実力者がいるが、今回は出場せず。
村瀬は3位に入ったことはとても嬉しいことだが、今回、ジェイミーとゾーイが再びW杯の舞台に戻った中で、どのようにして彼女たちに勝てるか、課題が残った。
しかし、村瀬のスロープスタイルの技術は日増し上がっており、これからの活躍が楽しみだ。

以下は、決勝1本目でトップに立ち、最終結果が2位となったゾーイ・サドウスキー・シノットの動画。最初のジャンプでスイッチバックサイド900をクリーンにメイクしており、ここでの回転数の差が村瀬より上に行った要因だろう。

W杯マンモスマウンテン大会 女子スロープスタイル結果
1位 ジェイミー・アンダーソン(アメリカ)
2位 ゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)
3位 村瀬心椛
11位 岩渕麗楽
19位 芳家里菜
棄権 鬼塚雅

女子スロープスタイル決勝詳細
https://medias2.fis-ski.com/pdf/2022/SB/6576/2022SB6576RLF.pdf

一方、男子は、平昌オリンピックの金メダリストの レドモンド・ジェラードが優勝!
日本勢では、決勝を突破した 大塚健が12位、木俣椋真が14位、荻原大翔が15位だった。

次は、LAAX!15歳の荻原大翔が夢のオリンピック出場に向けて、W杯奮闘中!!

W杯マンモスマウンテン大会 男子スロープスタイル結果
1位 レドモンド・ジェラード(アメリカ)
2位 ニーク・ファンデル・フェルデン(オランダ)
3位 ティアーン・コリンズ(ニュージーランド)
12位 大塚健
14位 木俣椋真
15位 荻原大翔
17位 飛田流輝
28位 長谷川帝勝
36位 濱田海人
40位 渡辺陸斗

男子スロープスタイル決勝詳細
https://medias2.fis-ski.com/pdf/2022/SB/6575/2022SB6575RLF.pdf

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