おもしろいニュースが入って来ました。
僕が住むウィスラー、そのビレッジのオリンピック・タウンプラザというエリアにゴンドラを持って来て、レストランを開くという発想です!
ウィスラーの業界団体が、資金を集めて行うようですが、ようはコロナで影響を受けたレストラン、彼らを救うためにこうしたアイデアが出て、すでに動き出しているということです。
おそらく周辺のレストランの食事を、このゴンドラ内でいただけるということだと思います。
とてもおもしろいアイデアですねよね!
このエリアには、アイススケートのリンクがあり、2010年の冬季オリンピックの象徴である五輪シンボルもあります。
子供たちが遊べる遊具もある公園もあって、まさにこの企画の打ってつけのスポット。
ゴンドラ内は、知り合い同士なので安心して食事を楽しめます。
きっとインスタ映えもして、大きな話題となるでしょう。
このアイデアを聞いた時、ちょうど今、読んでいる本、「シン・ニホン」のことを思い出しました。
筆者の安卓和人さんは、「この国はもう一度立ち上がれる。」と説きます。
日本人が、これまでの歴史でやって来たように、第二の波から参加するのが得意だと。
現在、アマゾン、グーグルなど、ネットショッピング、検索では遅れはとったけど、「いやいや、日本人は元々、次の波に乗るのが得意なんだよ」と。
TOYOTAにしたって車を発明したわけではないけど、世界で一番になった。そもそも黒船が来て明治維新の時にも、日本人は驚くべきほど早くさっさとチョンマゲを落として、近代社会の波に乗っていったと言います。
で、僕がこのゴンドラ・レストランのニュースを聞いた時、思い出したのが、以下のところになります。
OLD GAME みんなが走る競争社会で強い人→ NEW GAME あまりみんなが目指さない領域のいくつかでヤバい人
OLD GAME 科学、工学、法律、医学など個別領域の専門家→ NEW GAME 夢を描き、複数の領域をつないで形にする人(課題×技術×デザイン)
OLD GAME 自分でなんでもできる凄い人→ NEW GAME どんな話題でもそれぞれ自分が頼れる凄い人を知っている人
そう、まさに今回の発想は、上の赤くした部分、夢を描き、複数の領域をつないで形にする人(課題×技術×デザイン)というところから来ているアイデアだと思ったのです。
安卓和人さんは、こうした発想や人は、今の学校教育ではダメと言います。「気をつけ」「前をならえ」とかやっていてはダメだよ、と。
「外国人に理解できない決まりなど廃止しないといけない」と伝えています。
僕個人の解釈としては、子供たちが好きなことを一生懸命にやること。それをサポートすることが大事だと考えています。
そうしたら、子供たちは好きなことを続ける中で、狭い領域でもオンリーワンになれる思うのです。
僕自身、そうでした。
このスノーボード・サイトにしても、好きだから続けています。
「なになに三昧」という言葉は、元々仏教から来た言葉と聞いたことがありますが、まさに好きなことを夢中になっている姿を現すと言います。
こうして、このようなブログを書いている時、僕は時間を忘れて没頭できるのです。
結果、「スノーボード」「ウェブメディア(ブログ)」という世界で、最も読まれるサイトになりました。
今回のゴンドラ・レストランは、きっと日本のどこかでも使えるアイデアでしょう。
「素晴らしいアイデアだな!」と思う方は、ぜひやってみてはどうでしょうか?
スキー場周辺の困っているレストランに声を掛けて、ゴンドラ村を作るとか!
もしかしたら、話題になってテレビ局が取材に来て、多くの人に喜んでもらえるかもしれませんね。
ちなみにここにご紹介したシン・ニホンという本は、それこそ3回くらいおかわりして読み直してしまうほど、良いことが書かれています。
内容も濃く、画期的なアイデア、新しい発想も示しており、超オススメです!