中国の彗星!スー・イーミン(17歳)が、地元の大声援の中、期待に応える予選1位通過を決めた!2位には今度こそ五輪で金メダルを獲りたいマーク・マクモリス(カナダ)。その他、カナダのビッグ3のマックス・パロット、セバスチャン・トゥータントも手堅く予選通過に成功。
日本勢では、大塚健が6位で決勝へ。そして、スーパーユニークにスケートパークスタイルでジブ・セクションを攻めた浜田海斗が12位で予選通過。決勝でもフリースタイル・パフォーマンスに期待!
1本目、スコアを伸ばすことができなかった大塚健は、勝負が掛かったラストの2本目で、フロントサイド・トリプルコーク1440、バックサイド・ダブルコーク1260、そして最後はキャブ・ダブルコーク1260のメイクに成功!これで74.93点を出して、6位に上った!
トップ選手たちは、2本しか滑れない予選ランをいかに戦略的に攻めて決勝へ残るか、そんなまるでチェスのような戦いぶりも垣間見えた。
つまり、まずは全体のスコアを拝見しながら、90点を狙わないまでも70点台を出しておいて、それで決勝へ行けるのか、というまるでジャッジとの駆け引きのようなルーティーン。予選でトップ3に入れなくて、しかし決勝に残った選手の何人かはこうした戦ぶりだった。
しかし、そんな中、メダル候補と言われたマーカス・クリーブランド(ノルウェー)が、14位でまさかの予選敗退。レネ・リンネカンガス(フィンランド)は、まさかの抑え過ぎルーティーンで(?)13位。一方のダスティ・ヘンリクセン(アメリカ)は、初の五輪ということで、気合で攻め過ぎたのか(?)、2本ともまとめることができず17位で予選敗退となった。
五輪に向けて、当然、レベルアップした戦いは予想できただろうが、その感覚が各選手によって微妙に違い、そんな駆け引きが予選結果に現れたようにも見えた。
男子スロープスタイル予選結果
1位 スー・イーミン(中国)
2位 マーク・マクモリス(カナダ)
3位 ショーン・フィッツシモンズ(アメリカ)
4位 ストーレ・サンドベック(ノルウェー)
5位 レッド・ジェラード(アメリカ)
6位 大塚 健(日本)
7位 エミリアーノ・ラウツィ(イタリア)
8位 セバスチャン・トゥータント(カナダ)
9位 モンス・ロイズランド(ノルウェー)
10位 マックス・パロット(カナダ)
11位 クリス・コーニング(アメリカ)
12位 濱田海人(日本)
以下、男子スロープスタイル結果、詳細。
https://medias4.fis-ski.com/pdf/2022/SB/6065/2022SB6065RLQ.pdf
男子予選LIVE結果。
http://live.fis-ski.com/livesbs6065.htm