【フサキ日記】ウィスラービレッジにて市場調査

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ビレッジに用事があったので、そのついでにショップをチェック。
今日訪れたのは、夏はマウンテンバイク、冬はスキー・スノーボード用品を販売している「COMOR(コマー)」です。
ウィスラーとバンクーバーに計3店舗を展開するショップです。

先週末、カナダでは大きなセール「ターキーセール」がありました。それで、かなり売れたのだろうけど…。
さて、どれくらいの商品が残っているのか?

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実際に見たところ、結構、昨年度の在庫が残っていました。全体的にまだ多い印象です。
カナダも日本と同じく、今は国民の財布の紐が固い状況。インフレで物価が高く、特に高額商品が敬遠されがちです。

カナダは日本より給与水準が高い一方で、物価も家賃も高い。
そのため、多くの人の生活は苦しい傾向にあります。

そんな中、スノーボード用品の販売も苦戦している印象です。

昨年度モデルの価格は?

例えば、バートンのカスタムが527ドル。なかなかお手頃な価格です。
こうしてセールで安くなるので、消費者は「もう少し待てば安く買える」と考えがち。
メーカーとしては「待ち」ではなく「欲しいから買う」と思わせる強い魅力が必要ですね。

今季モデルの価格は?

例えば、Unionの超カッコいいKAZUモデルは650ドル。
うーん、高い! とはいえ、日本でも7万円近くするので、日加間の価格差がないグローバルプライスです。
メーカー側もこの価格でないと採算が取れないでしょう。
一方、消費者から見れば「バインディングっていつの間に6万円台になったんだ?」という気持ちも理解できます。

この“思いの差”こそが、スノーボード用品の売れ残りに繋がっているのかもしれません。
結局のところ、昨年度モデルを安く買う消費者心理が、スノーボード市場発展のジレンマになっていると言えるでしょう。

せめて雪が降れば、消費マインドも高まり、ウィンター商品の動きも良くなるはず。
さて、今季はどんなシーズンになるのか――期待と少しの不安を抱きながら、雪を待ちたいと思います。

フサキ日記は、ウィスラー在住のDMK編集・フサキが、日々の思いや出来事をつづるブログです。
かなりゆるい原稿ですが、カナダライフやスノーボードライフに興味がある方は、ぜひフォローしてみてください。

👉 https://dmksnowboard.com/category/diary/

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