BURTONの最新StepOn Waverange X Proをマーク・ソラーズが徹底解説

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BURTONの新ギア開発に協力するライダー、マーク・ソラーズが話題の新しいStepOn Waverange X Proを解説する動画 『3 BOA Dials? How Burton is rethinking snowboard boots. NEW StepOn Waverange X Pro in depth review』 が公開された。

マークはプロフェッショナル・スノーボーダーとしての実力はもちろん、BURTONの新商品開発にも大きく貢献している。特に、StepOnビンディングやブーツ、AKのウエアなどに関しては、ハードなテストを繰り返し、メーカーに確かなフィードバックを提供。その評価も高く、BURTONにとって欠かせない存在だ。

そんなマークが語る内容だけに、信頼性が高く、これまでに紹介されているWaverange X Pro関連の情報の中でも、最も信頼できるもののひとつと言えるだろう。

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以下動画の後にマークの解説翻訳をご紹介する。特に私が重要だと思った箇所は、赤字にしておいたので、気になる方はぜひチェックしてほしい。 また、実際に世界中の一般ユーザーがどういう反応をしているのか、伝えるのも大事だと思ったので、その部分も訳してご紹介する。

こちらはスノーボードブーツで、ひと目見ると通常のスノーボードブーツに見えますが、3つのBOAダイヤルがあることに気付くかもしれません。それが今日の会話の出発点であり、そのために中身に注目したいと思います。中身では革新を、進化を、スノーボードブーツがどこから来て、これからどこへ向かうのか、そして未来のテクノロジーにおける方向性を見ていきます。さっそく、バートンのWaverange X Pro(ウェーブレンジ・エックス・プロ)スノーボードブーツについて見ていきましょう。

今回は通常のレビューとは少し違った形で進めます。まずはテクノロジーの部分を説明し、その後レビューに入ります。そして最後に、XPRシリーズが未来に向けてどこに行くのかについて触れます。このブーツだけではなく、今後冬のシーズンに追加のブーツが登場します。

バートンが私たちに送ってくれたのは、ブーツの分解図で、その内部構造を実際に見ることができ、これがブーツがどのように作られていったかをよく表していると思います。システム全体を分解し、ゼロから作り直したので、ステップオンシステムのメリットをフル活用できることがわかります。ブーツには3つの独立したカスタマイズ可能なゾーンがあり、それが先ほど話した3つのボアダイヤルにあたります。

まず最初に触れたいのはヒールロックです。これはブーツの後ろにしっかりと足を固定し、ステップオンシステムを最大限に活用するためのものです。次に上部のカフは足を包み込む部分で、従来の閉じ方に近いものです。これで足首周りがしっかりと固定され、安心感があります。そして、最後にこのブーツで最も誇りに思う部分が下部のゾーンです。これはおそらく2~3年前にデザイン案を送った際に、多くのエンジニアと話し合って進めたアイデアです。私はいつも、硬いシェルの上から締め付けることに不満がありましたが、今回の新しいバージョンではライナーの上からBOAを通すことで、微調整が可能になり、足の圧迫感を直接感じることができるようになりました。

さて、実際のレビューに入ります。ウェーブレンジXプロステップオンブーツは、非常に柔らかくて遊び心のあるブーツです。これを最初に明確にしておきたい理由は、Xが名前に含まれているからです。通常、バートンの製品にXがつくと、硬くてアグレッシブなものを連想しますが、このブーツは柔らかくて遊びやすいブーツであり、非常に高品質です。ステップオンに乗る多くの人にとって、硬いアグレッシブなブーツよりも、こうした柔らかいブーツが好まれるでしょう。

また、ヒールロックはとても効いていて、足の動きにしっかりと反応してくれます。特徴としては、上部にあるH4コイラー、サイドに配置されたH4、そして底部のカスタマイズ可能なゾーンにあるMPL2ダイヤルがあります。このダイヤルでトゥをしっかりと閉じることができます。

最後に、このXPRラインの今後について少しお話しします。最近、バートンのプロダクトリーダーとエンジニアによる会話があり、非常に良い引用が出ました。それは、ブーツのフレックスが最も重要な特徴であり、ラインを分ける基準になったということです。柔らかいフレックスのオプションと硬いフレックスのオプションがあり、これが全体のラインにどう組み込まれていくのか、とても楽しみです。

総じて、ウェーブレンジXプロは素晴らしいブーツで、私の好みには少し柔らかすぎるかもしれませんが、山をクルージングするのには最適です。これからもカスタマイズ可能なテクノロジーが進化し、ライダーが自分にぴったりのつながりを感じられるようになることを楽しみにしています。

ユーザーのコメント

・素晴らしい解説、マーク!このデザインとパフォーマンスの進化を見るのがとても楽しみです。スノーボードの素晴らしい時代だ!!
・素晴らしい仕事、マーク。これを試すのが楽しみだ!
・バンガー動画、新しいプロダクトの方向性にワクワクしてる!
・Rideのタングタイドとブリトーライナーが影響を与えているようだね。
・この技術が通常のブーツラインにも適用されることを願ってる。
・これをIonに入れたら、買いだ!
・このロープロファイルのノンステップオン版があれば最高だ。
・今年ステップオンに切り替えなくてよかった 😅
・バートンさん、バインディングのリリースレバーをもっと高くしてくれ。あなたたちは方法を見つけるのが得意だ。
・解説ありがとう。これのサイズ感はIonと比べてどうですか?
・動画ありがとう、マーク。バートンのマーケティング/セールスチームによると、新しいWRXPのフレックスはSLXに匹敵するとのことですが、ウェブサイトのフレックス評価情報はSLXと完全には一致していません。Swath SOよりもさらに柔らかいように感じます。あなたの見解はどうですか? Ion SOより少し柔らかく、Swath SOより硬いものを期待していたのですが、新しいX Proに非常に興味がありますが、WRXPではなくHSXPを待つべきかどうか決めかねています。ありがとう!
・通常のバインディング用に作られる予定はありますか?
・普段パークで硬いブーツを履いているのですか? 普段履いているものと比べて、これらをパークでどう感じましたか?
・30年スノーボードしているけど、トウボックスにもっとスペースが欲しいとは思ったことがない。ヒートモールド時にトウキャップを追加して、むしろ「もっと」スペースを作っている。でも、足の形は人それぞれだろうね。
・内側のBOAレースが壊れたら、交換するのが大変そう…
・マーク、どのサイズのボードを使ってるの? スタンスのセットアップは?
・ステップオンの熱狂が理解できない。バートンは本当にそれを推進しているし、業界全体もそれぞれの製品で推しているから、市場と需要があるんだろうね。この技術、従来のバインディングブーツでの欠点はあるの?
・ライナーラップについて触れてくれなかったのが残念。
・自分はDCブーツでステップオンを愛用している。バートンのブーツよりも良いと感じた。
・ブーツが700ドルって、冗談でしょ。
・自分はSwath Step Onsがプレイフルで好きだけど、これらはフレックス感がどう?
・「ソフト」って言われた時点で引いた、Ionに入れてほしかった。
・K2は何年も前からやってることだよ。なんでこれが革新的だなんてタイトルがつけられてるんだ?
・クールな技術だけど、まるでイージーのようだ。

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