
X Games男子スロープスタイルで、カナダのマーク・マクモリス(32)が金メダルを獲得した。
今大会の優勝により、マクモリスはスロープスタイルで通算8個目の金メダルを獲得。さらにX Games通算12個目の金メダル、通算25個目のメダルという、歴史に名を刻む記録を更新した。
決勝では、バックサイド1440に加え、自身初となるフロントサイド1800をクリーンにメイク。難度と完成度を高次元で両立させたランで、他を圧倒した。
会場のアスペンは降雪の影響で視界やスピードコントロールが難しく、ライダーたちにとって集中力を維持するのが簡単ではないコンディションだった。しかし、こうした状況下でこそ経験豊富なベテランの強さが際立った。実際、マクモリスは優勝後のインタビューで「状況に合わせてルーティーンを変えたのが功を奏した」と語っている。
マーク・マクモリスは、世界のスロープスタイルシーンで長年トップを走り続けてきたライダーのひとりである。しかし、同世代のカナダ代表であるセバスチャン・トゥータントやマクセンス・パロットがオリンピックで金メダルを獲得する一方、なぜか五輪の勝利の女神はマクモリスに微笑まず、これまでの成績は銅メダル3回にとどまっている。
すでに32歳のベテランとなったが、ミラノ・コルティナオリンピックでは4度目の挑戦となる。悲願の金メダル獲得なるか、その滑りに大きな注目が集まる。
2位にはマーカス・クリーブランド(ノルウェー)、3位にはレッド・ジェラード(アメリカ)が入賞した。
今大会には12人の招待選手が出場。日本人ライダーでは唯一、長谷川帝勝が参戦し、健闘の末8位で大会を終えた。
間もなく開幕するミラノ・コルティナオリンピックに向けて、今回表彰台に立った3人が、そのまま世界の中心的存在として活躍していく可能性を強く感じさせる結果となった。

