これはぶったまげた!自身も結果にびっくりしちゃったという15歳の深田茉莉が本日、アメリカ・コロラド州のカッパーマウンテンで開催されたワールドカップ・ビッグエア大会で初優勝を成し遂げた!
1本目にスイッチバックサイド900インディを決めて81.50ポイントという高得点を得て、2本目は失敗するも、3本目にダブルアンダーフリップ900をクリーンメイク!!
これまで日本女子陣は、鬼塚雅、岩渕麗楽、村瀬心椛というトップ3がけん引して来たが、遂に4番目のシンデレラが誕生した。
2位は、キャブ1080を決めて今大会最高得点90.25ポイントをたたき出したアメリカのヘイリー・ラングランド。
そして、3位には日本女子のエース、鬼塚雅が入り表彰台で久しぶりに雅スマイル!
鬼塚は、1本目にフロントサイド・ダブルコーク1080、2本目にはキャブ・ダブルアンダーフリップ900をメイク。
9月ににニュージーランドで肘脱臼し手術し11月に復活したことから、万全でないコンディションだったが、日本女子スロープ陣を引っ張って来たエースは遂に3戦目で表彰台に立った。
また、さら浅沼妃莉が、フロントサイド1080をメイクして4位と大健闘。優勝した深田に加えて、新たな日本女子選手の台頭となった。
予選1位通過で優勝の期待が高まって村瀬心椛が、1本目でFS1080トラックドライバーを決めて順調なスタートとなったが、2本目と3本目に狙ったバックサイド・ダブルコーク1260を決めることができずに、残念ながら5位に終わった。
W杯アメリカ大会 女子ビッグエア結果
1位 深田茉莉
2位 ヘイリー・ラングランド(アメリカ)
3位 鬼塚雅
4位 浅沼妃莉
5位 村瀬心椛
18位 枝松千優
以下、女子結果詳細。
https://medias2.fis-ski.com/pdf/2023/SB/6319/2023SB6319RLF.pdf
男子で優勝したのはノルウェー出身の天才ライダー、マーカス・クリーブランド。2本目にフラットスピンでのバックサイド1800をメイクし、勝負を賭けた3本目では、フロントサイド・ダブル炉で1440テールをメイク。なんと2つのトリック共にノーリーでのテイクアウト!まさに地球上でマーカスにしかできない神技だ。
2位はアメリカのクリス・コーニングで、終始1位をキープし続けていたが、最後の最後でマーカスに逆転Vを許した。
予選1位で通過のイタリアのイアン・マッテオリは、嬉しいW杯初表彰台となる3位に入った。まだ16歳という若さのイアンは、今季台風の目となりそう。
その他、決勝に進んた日本人男子では、荻原大翔が6位、長谷川帝勝が9位、木俣椋真が10位となった。
W杯アメリカ大会 男子ビッグエア結果
1位マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
2位クリス・コーニング(アメリカ)
3位イアン・マッテオリ(イタリア)
6位 荻原大翔
9位 長谷川帝勝
10位 木俣椋真
16位 濱田海人
23位 國武大晃
55位 飛田流輝
以下、男子結果詳細。
https://medias3.fis-ski.com/pdf/2023/SB/6318/2023SB6318RLF.pdf