【注意喚起】マンモスマウンテン、クマによる車両被害が急増中——夜間駐車やゴミ放置に警告

広告 five  

アメリカの人気スキー場で、シーズンが長いことで知られるマンモスマウンテン(通常の営業期間は11月上旬〜5月末、積雪が多い年は7月〜8月上旬まで延長されることもある)が、駐車場でのクマによる車両被害の急増について注意喚起を行った。

「あなたの車は、クマにとって“簡単に開けられるランチボックス”のようなもの」。そんな警告とともに、公式Instagramではクマにドアを破壊された車の衝撃的な写真も複数公開。いずれも一晩放置された車が荒らされたケースで、内部の食料やゴミのニオイが原因と見られている。

広告

クマの嗅覚は人間の約2,100倍とも言われ、空の食べ物袋やリップクリーム、使い終わったクーラーボックスに残る微細なニオイすら見逃さない。被害を防ぐには、利用者一人ひとりの意識と行動が不可欠だ。

駐車場・キャンプサイトで気をつけたいこと

  • 香りのあるものは車内に残さない
     食べ物や飲み物はもちろん、ゴミ、歯磨き粉や化粧品、使用済みの容器もNG。
  • 夜間駐車する場合はベアボックスへ
     Bエリア付近に設置された耐クマ仕様の保管箱を必ず使用すること。
  • ゴミはベアプルーフのゴミ箱に捨てる

トレイルや町中での対策

  • 野生動物には近づかない
     ズームレンズや双眼鏡を使い、一定の距離を保つ。
  • クマに出会ったら落ち着いて行動する
     背を向けず、その場で大きく見せる姿勢をとり、小さな子どもはすぐ抱き上げる。
  • ハイキング中は音を出す
     会話や手拍子などで存在を知らせ、クマとの不意な遭遇を防ぐ。

観光客の不注意によってクマが人間に依存し始めれば、最終的にクマ自身が命を落とすことにもつながる。“野生のままのクマ”を守るために、訪れるすべての人が責任を持つ必要がある。

マンモスマウンテンは「これはクマの問題ではなく、人間の問題」と警告しており、今後は管理当局による罰則の導入も検討されているようだ。

日本人スノーボーダーにも春の渡航先として人気のスポットだけに、これから滑りに行く予定がある人は、特にクマ対策への意識を忘れずに行動しよう!

広告