
コアなスノーボーダーの間で根強い人気を誇り、日本では少量ながらも確実にファンを獲得してきたLUCAS MAGOONによるスノーボードブランドGoon Gear(グーンギア)が、2025-26シーズンに向けてスノーボードの製造を一時停止すると発表した。
これは、米国内で進行中の関税の不確実性とコスト上昇の影響によるもの。ブランドの公式Instagramによると、「小さなファミリービジネスにとって、今の情勢はあまりにもリスクが高すぎる」との理由から、来季のスノーボード生産を見送る苦渋の決断に至ったという。
Goon Gearは、LUCAS MAGOONとその妻TONYAによって運営されているインディペンデントブランドで、スノーボードカルチャーに対する強い情熱とDIY精神に溢れたプロダクトで多くの支持を集めてきた。
投稿では「Goon Gearは金儲けのためではなく、スノーボードとこのコミュニティへの愛が原点」としつつ、将来的なスノーボード製造の再開も視野に入れていることを明言。2025年秋には、Tシャツやフーディ、ビーニー、野球ユニフォーム風のレプリカウェアなど、アパレルを中心とした商品展開が継続される予定だ。
「MAGOONスタイル」に憧れてきたスノーボーダーにとっては残念なニュースではあるが、彼らの情熱が冷めたわけではない。来たる再始動に期待したい。
熟考の末、来シーズンのスノーボード製造を見送るという苦渋の決断を下しました。予測できない関税やコスト上昇のなか、私たちのような小さなブランドにとっては、あまりにもリスクが大きすぎます。とはいえ、来季もギアのリリースは続けます――ボード以外で。またいつか必ず戻ってきます!
私たちのようなブランドを応援してくれるなら――スモールビジネスをサポートしてください。大企業の製品じゃなくて、地元の商店や個人経営の店を選んでください。スノーボードの話に限らず、日常の中でそういう選択をしてもらえるだけでいいんです。地元のファーマーズマーケットに足を運んだり、街のデリやコーヒーショップに行ったり――それだけで、スモールビジネスは生き残れます。本当に、それだけのことなんです。
Goon Gearを続けてきたのは、お金のためじゃありません。スノーボードと、このコミュニティへの情熱がすべてです。これまでボードの開発からイベントの開催まで、たくさんのことに全力を注いできました。これからも歩みは止めません――Goonfestに来てください。冬のイベントにも遊びに来てください。新作ギアが出たらチェックしてくれたらうれしいです。ギフトカードの購入でも、投稿のシェアでも、どんな形でも構いません。とにかく、応援してくれることが力になります。
またひとつ、小さなブランドが姿を消した」という話にならないように。みんなのサポートがあれば、私たちはまだまだ続けられます。❤️