スノーボーダー自分の限界を知らないと怪我につながる 見逃してはいけない3つのサイン

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スノーボーダーをしていれば、一度は誰もが経験してそうな怪我。
または怪我まではしなかったけど、そんな怖い目にあった方もいると思います。

そこで、こんなサイン、見逃さないで!という3つのサインをご紹介します。
これから紹介する3つのサイン、その内の1つでも当てはまればイエローカード1枚。
もう1枚のイエローカードで2枚になり、そうなったら滑れない方がいいかもしれません。無理は禁物。怪我してから気づいたのでは、遅いですよ。

目次

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雪質・状況の変化

まずは、雪質です。
エッジを噛ませることが、むずかしいほどのアイスバーン。
または、逆に急にエッジをとられやすいような、ザクザク雪。
そんな時には、気を付けてください。

バーンの状況が、よくないと思ったら、1イエローカードという認識を持ちましょう。

またホワイトアウトしているような視界が悪い場合なども同様な認識を持ち、気を付けるようにしましょう。こちらの状況が悪いケースも1イエローです。

またゲレンデの状況も加味しましょう。
混雑しているようなところでは、衝突事故が危険です。
残念ながら、そんな状況で滑っている時もイエローカード1枚です。


身体の疲れ

ふつうに滑るだけでもスノーボードは体力使うものです。
まして、家族連れの方は、お父さんがお仕事のあと、頑張って運転して、それでいつもよりも疲れているということがあります。

さらにそんながんばったお父さんは、ランチをとったあとには、急に眠たさが出て身体がだるいということもあるでしょう。無理に滑ってもいつもよりも踏ん張りが効かなくて、転倒しやすくもなります。

自分の身体の疲れを感じた人は、1イエローカードです。

先に紹介した雪質が悪ければ、これでもう2枚のイエローカードですから、残念ながらもうスノーボードを止めることを考えないといけません。
もしくは、まだ山の上にいたら、本当に気を付けて下山の滑走することをオススメします。

技術面の考察

スノーボードの技術は、それぞれ違います。
ある人は、急斜面を余裕で滑れたりしますが、ある人は中級者以上のコースになれば、うまく滑れない方だっていることでしょう。

自分ができないことをチャレンジするのは、素晴らしいことですが、その時には、雪質などを考えること。
また、身体のコンディションが悪ければ、決して無理しないことをオススメします。

自分のレッスンの経験でも、初心者の方ほど、自分の限界をわからずにがんばってしまう傾向があります。
逆にうまい人ほど、「今日は風も強いし、コンディションも固い。もう帰るよ。」なんて、あきらめが早い。で、うまい方は、楽しいコンディションの日は、おもいっきりがんばる!という傾向があります。

無理は転倒につながるし、最悪のケースでは怪我することもあるので、間違った判断をしないようにしましょう。

以上です。

スノーボードのコーチングをしてきて25年以上。
カナダのウィスラーでは14年間レッスンして来ています。
これまで、自分が受け持ったレッスンを通して、どんなコースを選ぶのか、考えてきました。
今でも、「この生徒さん、大丈夫かなあ。気を付けないと。」なんて、日々考えています。

また、ランチのあとには急激にパフォーマンスが下がる生徒さんも少なくないので、こんな質問をすることもあります。

「絶好調のあなたが、スコア10点だとしたら、今のあなたの身体コンディションは、何点くらいですか?」

すると、ある人は、ちょっと疲れて来て「8点」と答えたり、またある人は、「5点」なんて言う方も。
そんな時には、当然、無理をさせられません。

僕はこうして、自分のレッスンでは、絶対に生徒さんに怪我をさせないように気を付けてリーディングして来ました。
笑顔で「さよなら」が言えるように心がけて来たのです。

みなさんもぜひ参考にしてみてください。

スノーボードは日常では味わえないようなスリリングな感覚を味わう遊び。
そのためにも、ぜひこのトランジションを意識を強く持ち、快感の限界を高めていきましょう!

飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴35シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等スノーボード・メディアでのハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWingでは、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に!その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ&ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、レッスンも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、世界中の多くの人にスノーボードの楽しさを伝え続けている。2016-17シーズン、ウィスラーのインストラクターMVPを獲得!!
AmazonのKindleストアで最新書籍『スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING』絶賛販売中!

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