北海道旭川市で、市内初となる大規模スキーリゾート計画が進行中だ。道北最大級のスキー場「カムイスキーリンクス」に隣接するエリアに、約800床の宿泊施設やレストラン、温泉施設、さらにはミニゲレンデなどを含む観光拠点を整備する壮大なプロジェクトが発表された。
2030年完成目標、巨額な事業費が課題に
このプロジェクトの総事業費は500億~1000億円と見積もられており、資金調達が課題となっている。計画を進めるのは、不動産開発業「北海道グローバル」。代表取締役でありプロスキーヤーでもある三浦豪太さん(55)は、「旭川地域の観光資源を最大限に活用し、世界的なスキーリゾートを目指す」と語った。
注目される道北エリアの潜在力
近年、海外からのスキー需要が高まる北海道では、特にニセコエリアの混雑が課題となっている。その影響で、比較的空いている旭川のカムイスキーリンクスが注目を集めており、今回のリゾート計画はその流れをさらに強化するものとなりそうだ。豊富なパウダースノーを求める海外スキーヤーにとって、魅力的な新スポットが誕生することが期待されている。
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スキー場関連ニュースの新たな展開
バブル崩壊以降、スキー場の閉鎖が相次いで話題となった日本。しかし、このような大型計画の実現は、業界に明るいニュースをもたらす可能性がある。旭川市の地域活性化にもつながる今回のプロジェクトが成功することを願いたい。
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