木村 葵来「僕の出る大会は全て優勝します」

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今季W杯ビッグエアに初出場となったオーストリアのクライシュベルク大会で、いきなり3位デビュー。さらに国内最高峰のスロープ大会と言われたCOWDAY SLOPE 2023では、見事に2本目に逆転V。まだ18歳という若武者は、確実に世界のスノーシーンに爪痕を残した。
この春もカリフォルニアのマンモスマウンテンに行くなど精力的に動き、来るシーズンに向けて調子を上げている。
2023-23シーズンには、さらにW杯の頂点に立ちそうな期待の木村葵来(きむら・きら)の最新インタビュー。最後には力強く「僕の出る大会は全て優勝します」と宣言してくれた。

(要注目のアップカマー!KIRA KIMURAの最新インタビュー)

--今季はW杯初出場で表彰台に立ち、さらにCOWDAY SLOPE 2023では、優勝しました。
シーズンを振り返ってみて、ご自身どんな気持ちですか?

葵来:今シーズンは大会尽くしのシーズンでした。初戦から海外でワールドカップから始まり最終戦では海外のヨーロッパカップで終わりで世界を転戦して忙しいシーズンではありました。今シーズン大会に出場した回数は15戦であり過去最多の数でした。いろんな人たちと関わり合えたりしたのでとても楽しかったです。

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--COWDAY SLOPE 2023の優勝インタビューでは、「2本目の男」と言われているとおっしゃっていましたが、これまでの大会でも2本目に逆転というのは多かったのでしょうか?

葵来:自分で言うのはあれですけど、本番にかなり強いと思います。その他にも北海道のスロープスタイルの大会でも予選や決勝でも1本目でミスして2本目でしっかり決めて逆転優勝みたいな事もあり、ある意味それが僕のスタンスでもあるみたいな感じでした(笑)。大会をたくさん転戦していくと1本目で決めれるようにもなってきました。

(日本最大級のスロープ大会で見事に初代王者となった時のインタビュー動画)

--頼もしいですね。国内のFIS大会では、これまでにも優勝経験、表彰台にも何度も立っていますが、ワールドカップの舞台というのは、どんな印象でしたか?

葵来:とにかく楽しかったです。今まで見た事ない観客の人達に包まれ、技をメイクした時は大きな歓声で沸いて。ミスした時は「Oh…」って歓声が沸く時もありましたね(笑)。
表彰台に立った時はあまり実感がなかったです。嬉しさよりも楽しさが勝っていました。

(初参戦のW杯のオーストリア大会では見事に3位!観客の歓声が楽しくて、緊張よりも楽しさが勝ったとコメント)

--なるほど。もう世界の舞台で戦うのが、楽しくてしょうがないという感じですね。
元々、葵来がスノーボードを始めたきっかけは?また、現在のようにコンペティションで頑張ろうと思った経緯は?

葵来:僕がスノーボードを始めたきっかけはお父さんにすすめられて始めました。お父さんの友達に可愛がられながらスノーボードをしていて楽しい記憶があります。
小学6年生の時にリオ・オリンピックをテレビで見て僕もこの競技でオリンピック選手になりたいと思って、スロープスタイル、ビッグエアーを始めました。最初はキングスに行ってたんですけど、上手い人達がたくさんいて僕はその時あの人達に負けないくらい上手くなってやるくらいの気持ちでやってて、大阪キングスに通っていたのですが…。独学でやっていたのでめちゃくちゃにやったりなんとなくでやっていたので、雪山でも怪我とかしていました。もっと上手くなりたいと思ってだ時に親から教えてもらい、今でもお世話になっているwootのレッスンなんですよね。そこで西村大輔さんに教えてもらいました。教えてもらう事に年々進化していって自信持ってスノーボードができるようになったんですよ。
現在のようにコンペティションで頑張ろうと思った経緯は、今応援してくれる家族や友達サポートしてくれてる人達に恩返したいと思って。そのためにも、大会で勝ち続けていくことが大事ですね。オリンピックで優勝してスノーボードという競技を身近なスポーツにしたいと思っているから、コンペティションで頑張ろうと思いました。

--西村大輔コーチに教わったことで、印象に残っていることは?

葵来:大輔さんに教わった事で僕が印象に残っていることは、抜けよりアプローチを丁寧にする事ですね。大輔さんに教わる前までは抜けがどうこうや頭の入れ方とか意識してたんですけど、確かにそこも大事なのですがアプローチのラインどりができてないとジャンプに繋がらないという事ですね。今でも調子が悪いなと思ったら小さいキッカーでアプローチの意識をした練習なども取り組んでいます。

(名コーチの西村大輔氏の元で、上昇のきっかけをつかんだという葵来。これからも師と共にミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックへ駆け抜けて行く!)

--2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックまで2年後の迫るシーズンが近づいています。
23-24シーズンは、どんな予定?シーズンに向けて意気込みを。

葵来:23-24シーズンではワールドカップを転戦していくので早くて10月からなのでそこに向けて少しずつ調整していって出場する大会は全て制覇しようと思ってます。
Cow dayスロープのインタビューの時にも言ったのですが、僕の出る大会は全て優勝します

--素晴らしい!期待しています。最後に葵来が愛用しているSandboxのこと。来季使用するモデルを教えてもらえませんか?

葵来:サンドボックスのヘルメットはMipsスノーアジアンフィットのヘルメットを使用します。
僕がサンドボックスを好きになったのは軽くて自分の頭にもフィットしているからです。スノーボードをするにあたってヘルメットは必ずあった方が良いと思うし、最近では1620や1800などの大技に練習したりするので転倒はありますが、しっかり守ってくれるのでとても安心して練習できます。とても使い勝手が良いところがサンドボックスの好きになったところです。

(※今回のインタビューは、サンドボックス代理店のご協力もあり実現しました。そこで、最後に木村 葵来選手の愛用するヘルメットのことも聞きました)

木村葵来
@kimura_kira
ホームタウン:岡山県岡山市
生年月日:2004年6月30日
スポンサー:YONEX、SANDBOX、ジュエル整骨院、株式会社マル・インシュランス、優食

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