中村かずきと若手ライダーたち カナダに来た理由

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Report: Fusaki IIDA

春のウィスラー速レポ・シリーズ第6弾!
たくさんの日本人ライダーたちで賑わっていたブラッコム・パークだが、本日のターゲットはこの人。スノーボード界の爆笑王!?いっしょにセッションしている仲間も楽しい気分にさせてくれる中村かずき(一樹)。そしてかずきが日本から引き連れて来た若手は、年齢差がおよそ10以上も違う、スタイル王子の山村未駆人(やまむら・みくと)まだ16歳という若さのバックフリップ小僧の伊藤祐生(いとう・ゆう)。この春、多くの優れた日本人スノーボーダーが多いブラッコムで、このトリオの個性と魅力に迫った。

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中村かずき29歳、山村未駆人20歳、伊藤祐生16歳。
出身地も年齢もバラバラな3人だが、Hakuba47でライディングする仲間同士。春でもフリーライディングとパークを楽しめるブラッコムにやって来た。

ウォーミングアップから、3人の個性は光った。

パーク流しでLサイズのキッカーから攻めたのだけど、ユウは、なんとバックフリップで下見ジャンプ。

本人言わく「バックフリップは、ストレートと同じ。」

そして、山村未駆人はともかくうまかった!トータルで見ても、最も失敗がなく、いつもスタイルを出してくれる。さすが、スタイル王子!以下、写真は、ヒップでの一コマ。

どんなスノーボードでもできるかずきは、地形で飛べそうなところを見つけるなりジャンプ。朝、まだシャバリが弱い雪の状態で、決めるあたりはさすがだ。

 

カナダに来た理由

この春は多くの日本人ライダーがたくさん来て、トレーニングしているのだけど、彼らはどんなことを求めてカナダに来るのだろう?今回取材させてもらった3人に、カナダに来た理由、そしてカナダに来た印象を聞いてみた。

「マクモリスやパロットなどカナディアンがうまく理由がわかります。ここにいれば、フリーライディング、パーク、全部揃っている。だから一段階上がれる気がする。
こっちでぜひトリプル(コーク)を決めたいですね!ジャンプのランディングも長いので大きくても飛びやすいし、やる気にさせてくれる。」ユウ


(16歳とは思えないスーパースタイリッシュなバックワン!)

「目標は、チャレンジすること。みんなと違う刺し方とか、人と違うスタイルを目指したい。写真でどういうふうに見せるかとか、探求していきたいです。日本に比べて外人はアマチュアとかプロ関係なしにスタイルが出てる人達が多くて刺激になるから、違ったスタイルに挑戦しやすいですね。」ミクト


(技師!この日、最も写真を残すことに成功した職人ミクト。残した写真は、これから他の媒体にも登場しそうだ。)

「ウィスラーって街が好きなんです!日本で例えるなら街並みが人が少ないUSJ(笑)。その街で過ごす事が何よりも楽しみでした。
日本と違ってジブ・アイテムも大きいし、コースも長いから途中からインとかできたりパーク内でもフリーライディングができて飽きません。
日本は縦列で規則正しく設置されてるから、なかなかそういう風に遊ぶ考えが思い付き難いし、日本人はあまりそういう風なのをしてないと思う。
こっちにいると各ライダーのアイデアが多く、そういった刺激から自分のスノーボードの楽しみ方が増えてくことが多いです。
あとはスケートパークが近くにあるから最高です!(笑)」かずき


(パイプグラブターンするかずき。どんなスタイルも持って来いの大人ライディング!)

セッション中盤から終盤にかけて、天候の方は残念ながら上がらなかったが、いよいよXLサイズに挑む3人。
口火を切ったのは、ユウ。バックサイド360でご挨拶。この期間にトリプルを決めたいという気持ちが、フラットライトでも彼を飛ばせるようだ。その後、ユウに感化されて、ミクトとかずきもトライ。
そして、本日撮影の最後のランに、今回撮影アテンドをしてくれたかずきが、見事なバックワンを決めて、セッション締め!推定20メートル・クラスの巨大キッカーでのバックワンは激シブ。見事なフィナーレを飾る一撃に、若手たちも「イエー!」の声を上げていた。

 

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