
スノーボード業界人を迎え、ディープな話題を語る動画ショー『The Bomb Hole Podcast』 は、業界人なら誰もがチェックするコア系メディア。その最新回には、スーパーなゲストとして ジェイミー・リン が登場した。
特に注目を集めたのは、「ワーストトレンド(最悪の流行)」に関する質問。スノーボード界のレジェンドによるコメントは瞬く間に拡散され、多くの賛同の声がSNS上に寄せられた。
ワーストトレンドは「企業による買収と巨大化」
司会:じゃあ最後の質問。「ワーストトレンド(最悪の流行)」は?
ジェイミー:これもすごくいい質問でね。最近スノーボード業界で起きてるのは、“企業による買収と巨大化”なんだ。
投資グループがブランドを買い漁って、Volcom なんてまさにその典型。AVG や Levy グループが入り込み、ブランドの在り方が変わってしまった。
もちろん「ビジネスの自然な流れ」だということは理解している。でも、自分でブランドを立ち上げた今は特に思う。
俺はブランドを育て、規模が大きくなったら“最高額で売る”なんて気持ちはない。
会社には“ちょうど良い規模”があって、それに達すれば自分も支えてくれたスタッフも幸せになれる。でも、企業が絡むと際限ない欲が出てきて、ブランドの“魂”や“スピリット”を殺してしまうんだ。
もちろん、親会社がいても“コア”を保ち続けているブランドもある。
たとえば Vans。大企業の傘下にあっても、コアな美学やカルチャー、小売店、ライダーを尊重し続けている。
しかし全体としては、企業買収の波が今の最悪トレンドだという。
ライダー一人ひとりの選択が業界を作る
ジェイミーは、スケートボードの言葉を引用しながらこう語った。
「スケートボードの未来は、スケーター自身の行動にかかっている」
“スケートボード”を“スノーボード”に置き換えると、今の状況にまさに当てはまる。
つまり、ライダー一人ひとりがどんなブランドを選ぶかで業界の未来は変わるということ。
ネット通販の台頭で、俺が育った頃の「コミュニティの中心」だったローカルショップがいくつも消えてしまった。
コミュニティこそがスノーボードを特別なものにしている。だから、応援できるときはぜひローカルショップを応援してほしい。
SNSでも共感の声が続々
forum_snow
「私たちは100%投資グループなし、スキーヤーなし、企業支配なし、グルテンフリー、動物性副産物ゼロの、ライダー所有の会社です。スノーボードを再び“面白く”しましょう!!@jamiemlynn に感謝。新しい可能性を示してくれたことに感謝。賢明な言葉です🤘」
truckee.boardhouse
「ライダー所有、家族経営の小規模コアショップをサポートしてください。独立ブランドを守るために必死に戦っている人たちです。🤘」
mtmcveigh
「地元ショップはブランドの出自より重要。独立小売店をサポートすることの方が、どの工場で作られたかより大事。地元ショップでしか買えない場合、ショップオーナーが何を仕入れるかの判断が重くのしかかる。」
thoughtsbeyond
「25年間、独立経営で真にライダー主導の会社です。一般ライダーの多くは関心がなく、関心のある人もどのブランドをサポートすべきか知らない。購入は業界への投票。賢く選ぼう。」
ropereaper
「プロライダーには給料が必要で、インディブランドはそれを支払えない。だから Jamie は Volcom や Lib Tech から報酬を受けている。それでも意見は尊重されるべき。」
coolindarcy
「2010年以降にスノーボードを始めた人は良い会社と悪い会社の区別がわからない。今の会社は金を稼ぐためにある。かつてはライダーのために存在していた。」
schweitzerripperz
「正しい理念を持った会社のリストはありますか?持っていない会社のリストは?それとも自分たちで判断するしかない?自分たち次第という意見に同意。」
bigairmare
「自分の財布で投票しましょう 🔥🔥🔥」
mark_gabriel1
「🙌 完全に同意。私たちの財布が力です。誰に渡すかが大事。」
joelgomez1212
「小さなブランドをサポートして、また“かっこいい”ものにしましょう 💯」
e_heegs_
「参加します。企業ブランドは絶対に買いません。平和を!Peace!!!!!」
ジェイミー・リンの言葉は、多くのライダーやショップオーナーにとって共感を呼ぶメッセージとなった。スノーボード業界の未来を左右するのは、ライダー自身の選択と行動にあることを再認識させられる回であった。

