世界基準のスタイリッシュ・ライダー/RYOKI(小川 凌稀)

広告 five  

日本人のライダーで、海外で活躍しているライダーというと、数えるほどしかないのが現状だ。

海外で知っている日本人ライダーの名前を聞くと、
「フーセ・タダシ、カズ・コクボ・・・」、あたりが主で、
後は、「あのパイプのキッズはクレイジー」だとか、「スロープスタイルの奴はヤバい。」というように、まだ名前も十分に認知されていない状況だ。
そんな中、今、ひじょうに可能性を持ったライダーがいる。それが、今回紹介するRYOKIだ。

RYOKIは中学卒業と同時に、東京足立区を飛び出し、カナダのウィスラーに移り住んでスノーボードに明け暮れた。
そして、今、二十歳となった。

広告

彼がライディングする動画や写真は、コアなライダーたちから支持されている。
日本ではまだまだ少ない世界基準のスタイリッシュ・ライダーだ。
ウィスラーから世界へ飛び出そうとしている小川 凌稀の最新インタビュー!!

news140709c

Interview: Fusaki Iida

 
リョウキは中学を卒業してからウィスラーに来たけど、よくその年齢で親元から離れてウィスラーへ行く決心したね。
その時は、どんな心境だったの?

カナダに行く!と決めた時は結構あっさり行きますって感じでした(笑)。
高校受験の時に先生から小川君は定時制か工業しか入れないよって言われて、どうしようか迷っていた時に父ちゃんが「カナダの学校行けば」と言ってくれて。それで、カナダに行こうと決意しました。昔から絶対に海外で有名になって海外のDVDに出たいと思っていたので父ちゃんに行くーー!って言いました(笑)。父ちゃん最高!

注:RYOKIが中学卒業してからお世話になったのがカナダにであるCSBA。そこでRYOKIは、英語やスノーボードを学び、今ではウィスラーのローカル・ショップ、THE CIRCLEの店員として活躍するほどの英語力を持つ。

news140709f
(リョウキは、スノー、スケートショップの店員さん。地元のキッズたちにもスノーボードがうまくて、ナイスな人柄なお兄ちゃんということで大人気!)

 

リョウキのスノーボードにとても理解ある父ちゃんなんだね。
やっぱり、小さい頃からお父さんは応援してくれいたの?

父ちゃんは、昔から「やるんだったらとことんやれ!」って、応援してくれてます。

 

お父さんからは、どんなアドバイスもらったの?

父ちゃんも一緒にスノーボードを始めたので二人とも初心者だったんです。だから、これといったアドバイスはなかったけれど、いっしょに技を練習したりビデオを見たりして技を盗んでました。室内で練習してるとき、父ちゃんはレールに頭打ってヘルメット割れるぐらい攻めてました。イケイケな父ちゃんです(笑)。

 

凄いお父さんだね(笑)。でも、上から押し付けるようなアドバイスでなく、いっしょに楽しんでいったことが、良かったんだろうなあ。
リョウキは、ひじょうに個性的なライディング・スタイルを持っていると思うんだけど、その唯一無二なスタイルはどうやって生まれたの?

昔から、ジブをしてる時に父ちゃんが「ヒザをガッツリ曲げろ!」などのアドバイスをもらっていました。
あとは戸田聖輝くんと室内出会って一緒滑るようになり、そこからスタイルなど意識し始めるようになりました。
それと、DVDなど見まくってました。
滑る時は体をそんなにに動かさない意識しています。

 

そんなに身体を動かさない。
それって、どういうこと?クワイエット(静か)の方が難しくて、スタイリッシュであったりってことかな!?

手とかをバタバタ動かさない様に見たいな感じです。
軽く技とかを見せたい!

 

ああ、わかる。そうした軽く見せれるところが、ライダーたちから共感をもたれるんだろうなあ。
ところで、このインタビューを読んでくれている人は、リョウキのようにライダーになりたいという気持ちを持っている人もいるだろうし、またサンデー・ボーダーとしても、もっとうまくなりたい、という人も多いと思う。そんな人にリョウキのアドバイスがほしいのだけど。

パークに入れるようになってからレール、ジャンプばっかりをやっていたけれど、カナダ・ウィスラーの山を滑ってフリーライディング。地形を遊ぶなどのことを覚えました。フリーライディング・スキルを上げたら板に乗れるようになったので、みんなにも安定性が強化されるフリーライディングをもっとしてほしいです!

 

ウィスラーの地形に富んだ大きな山を滑ることによって、スノーボーダーのレベルアップをしたんだね。

あとは山でうまい人を見つけて、あとをつけて技を盗んでいました(笑)。
初めてやる技する時はイメトレを完璧にしてからやってみると上手くいきます!

news140709g

 

こうして物怖じせず、どんどん積極的にうまい人のあとを付けていってしまうところがリョウキの良いところだよね。リョウキは常にイケイケで攻めている姿勢、気持ちが伝わるから。
だけど、付けられる方って、迷惑がったりしないの?

そこはバレないようにこっそりと付けます(笑)。あとは自分から、「さっきの技、ヤバいね!」などと話しかけて友達になる!

 

なるほど(笑)。
ところで、この夏のリョウキの活動予定、来るべく14-15シーズンはどんな動きを見せてくれるの?

今年の夏はウィスラーのサマーキャンプを滑り、そのあとはマウントフッドに行って撮影をする予定です。夏は天気もいいし体も動くのでシーズンの中で一番好きな時期です。
14-15シーズンはカナダ、アメリカを中心にストリートの撮影をし、今までにヒットしたことないようなレールを撮影したいです!!

 

おー、超楽しみだ。
最後にリョウキの夢を教えてください。

絶対に海外のDVD、雑誌などにでたい!もっと大きいレールジャムとかにも出たい。

 

 

news140709d news140709e

広告