カナディアン弾丸野郎の意外な一面/マイク・ハート

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今回、登場するマイクは、dmkの新鋭カメラマンとして活躍するショーンの親友マイクだ。彼はカナダのボード「プライヤー」に乗っていて、そのボードの強さ同様に高さのある力強いエアーを決めるライダーである。その一方でビデオの仕事をするなど繊細な仕事もやっている。

 

ショーン(以下S):まずはマイク、簡単な自己紹介を。
マイク(以下M):オレの名前はマイク・ハート、ケベック出身。1976年生まれで25歳。スノーボード歴は11年。

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S:スノーボードの魅力は?
M: スノーボードが好きなのは、常に何か自分にとって忙しさを恵んでくれるし、仕事でもあるし、また自分自身をプッシュ続けること。チャレ ンジが好きだから。

S:ウィスラーに住んでいる理由は?
M:こっちに来たのは、ケベックの山よりももっと自由に大きく山が使えるから。山に行った時の自然を戯れる感覚が最高に気持ちいい。

S:昨年、ビデオ会社のカミカゼ・フイルム(注:日本ではスノースタイル誌を中心に売っているビデオ、このビデオにはライオや西田崇なども参加している)を立ち上げたわけだけど、それについて教えて。
M:昨年、カミカゼ・フイルムの連中とコンタクトを取るようになった。彼らはウエスト・コーストのシーンがなかったから、オレとルーブ(ゴールドバーグ)、その他数名で協力することになったんだ。オレはデジタル・カメラを持っていたから、これでウエスト・コーストのシーンを撮影することになった。いろいろ彼らと連絡を取りつつ、様々なシーンを集めて最終的にビデオにしたら、なかなかいいビデオが作れた。オレの撮影クルーの方は、帰心の知れた仲間で、撮影自体がとても楽しかったよ。今年のタイトルは「ミッション」で、このビデオに自分自身が出演できるよう願っている。そう、オレは撮影もやるし、ライダーでもあるのだから。ちなみにもう来年の構想も決まっていて、タイトルの方は「PASS THEBUCK」になる予定だよ。

 

S:ところで、上達するための秘訣を。
M:プラス思考になることだな。自分を絶対に疑うなってこと。

S:だけど、そうは言っても疑ってしまうってこともあるだろ。そういうネガティブな人にはどうしたらいいの?
M:いきなりパークだとプレッシャーになるから、最初はランディングがパウダーとかバックカントリーがいいね。そこで、トリックを覚えるんだ。フリーランにしたって同じで、いい環境の時にどんどん新しいことをやっていけばいいと思う。

S:好きなライダーは?
M:DAVID VENEDEK。ビデオTB10でそのスタイルにハマッた。高さとかも凄いよね。

S:オフ・シーズンのトレーニングは?
M:マウンテンバイクやカヤックとか。後はスーパーパイプのディガーで身体を鍛えている(笑)。バイクに関してはダウンヒルよりも登っているのがとてもいい練習になると思う。パイプとかで高く飛ぶためにも強い足腰を鍛えときたい。そういったところでバイクは役に立っているよ。

S:ウィスラーについては、どう思っている?
M:いろいろ大会や撮影などで北米を回って来て、やはり一番ウィスラーがいろいろ揃っていると思う。パークも充実しているし、バックカントリーも素晴らしい。オレが来てから7年ぐらいになるのかな。ビレッジもかなりクレイジーに発展したおかげで、ちょっと物価は高いかもしれないけど、時々、パーティとかやるのも楽しいいよね。本当、すべての環境が揃ったスノーボーダーにとってはベストな環境だと思う。

S:これからの活動と夢を。
M:スノーボードに惚れてしまった今は、一生この仕事に関わっていきたいと思う。ライディングを向上させることももちろんだけど、ビデオを通した撮影の活動をやっていきたい。やはり、自然の中にいるのはとても気持ちいいことだし、自分にとっては山を本当に愛しているので、そういった仕事にずっと携わっていきたいと思っている。スポンサーももっと増やして、この業界で活動していきたいね。

SPONSORS: PRIOR SNOWBOARDS

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