in the LIFE

文:齋藤 稔

寒気団が日本にやってきて冬型の気圧配置になり、天気予報では初雪が観測された・・・。こんな話を聞くと「今年もシーズンが始まるな」と思うことでしょう。待ちわびたウィンタースポーツシーズンの到来です。しかし、ここ数年シーズンが短くなってきているという話を耳にしませんか?確かにここ数年エルニーニョなどの影響があったのは確かです。しかし、北の方に住んでいる方で最近雪が少なくなって来ていると感じている方もいるはずです。僕もその一人です。僕は東北の山形出身で、小学生の頃は校庭にある丘で毎日スキーの授業がありました。しかし、年々降雪量が減っていき、今ではスキーの授業は年に数回スキー場に行って行っているそうです。僕がスノーボードを始めたのは5年ほど前ですが、ほぼ10年ぶりにゲレンデに立つと「あれ、こんなに雪が少ないの?」と感じました。確かに東北から関東に引っ越しているので雪が少ないのは当然だと思うかもしれません。でも、実際に山形の実家に帰った時も「雪降らなくなったな」と両親も話ていました。世間で騒がれている”地球温暖化”というヤツです。僕もスノーボードをやっていなかったらそんなに感じていなかったかもしれません。でもスノーボードという自然を相手にするスポーツを通じて「どうにかしなければ」と感じました。みなさんはスノーボードをやるわけですから、周りの自然が少しずつ変わってきていることを敏感に肌で感じているはずです。

そもそも”地球温暖化”とは大気中の二酸化炭素の含有量が増加し、地球を幕のように覆ってしまい、そのために地表の熱が大気から逃げなくなって起こるものです。そのほかいろいろな原因がありますが、このこことが大きな要因であるのは間違いありません。このまま温暖化が進めば将来的に地球規模での環境変化が起きるのは間違いないそうです。当然地球全体が暖かくなっていくということは、下手すれば日本では雪の量が激減し、スノーボードが出来なくなってしまうこともあり得るわけです。そんなことが起きるのは自分が生きている間ではないと思うかもしれません。しかし、あなた方の子供達の時代かもしれないのです。あなたが大好きなスノーボード、あなたの子供達や、次の世代の人達にもやらせてあげたくはないですか?父親や母親になったときに自分の子供にかっこいいところ見せたいとは思いませんか?そのためにはみなさんの生活の中でほんの少し努力する事から始めましょう。二酸化炭素が原因と書きましたが、二酸化炭素は車の排気ガスや火力発電(石油を燃やすときに発生する)などから多く排出されています。無駄なエネルギー(電気)を使わないこと、車のアイドリングを必要以上にしないこと、これらを実行する事で二酸化炭素を減らせるのです。こういったほんの少しのことをやるだけでだいぶ違うのです。「私一人やらなくても平気だろう」と思うのは間違いです。みんな努力してこそ少しの行動で済むのです。

スノーボードというウィンタースポーツは自然を相手に楽しむものです。
自然がくれた贈り物「雪」がなければスノーボードは成立しないのです。あなたにとってスノーボードがどれほどのものかはわかりません。でもスノーボードが好きだというのなら明日からでもこれらのことを実行してください。周りの人にも呼びかけましょう。少しずつでいいから初めてください。まずはあなた自身からです。

僕の考えるスノーボードというライフスタイルは自然とともにあるものと思います。それはサーファーが海を大切にするようにスノーボーダーは自然を大切にしていくことだと思います。海は一年通してそこにありますが雪山は冬という季節にならないとないのです。そのためには一年通して自然と優しく接していくことが必要になってくると僕は考えます。スノーボードというライフスタイルあなたはどう考えますか?