【ハウツーコラム】スノーボードはほぼダンス感覚!?

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あくまでも感覚的な話だけど、スノーボードの動きやトリックは、ダンスの感覚と同じような気がします。

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例えば、今日、レッスンを受けた生徒さんは、
「私はグラトリ(雪上)で360を回すことができますか?」と聞かれたけど、
「たぶん、できるでしょう。」と答えました。

確かに滑りながら、何もジャンプのようなきっかけがないところで、360度回すのはある程度、筋力や瞬発力が必要でしょう。
でも、その生徒さんは女性だったけど、自分よりもずいぶん若く見えたし、平地で180をやってみても力強かった。

となると、うまく360が回せない原因というのは、エッジの使い方であったり、体重移動の仕方であったり、テクニックに委ねるところが大きいと思うのです。

ノルウェー出身のマーカス・クリーブランドのようなライダーなら、ちょっとしたきっかけでも何回転も回せてしまう。こうなると、センスと技術にプラスして身体能力の高さも影響します。

 

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Another one from yesterday😇 video: @petterulsletten | #Snowboarding

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だけど、スノーボードのベーシックなトリックや動き、様々なターン・トリックまで含めて、普通にダンスを踊れるような体力の持ち主なら、ほぼどなたでもメイクできるようになる思うのです。

自分自身、うまくダンスは踊れないけど、昭和43年生まれの僕はディスコ世代。
あの時、踊っていて難しいな、と思うことでも、繰り返し楽しみながら踊っている内に、ユーロビートも刻めるようになりました。それと同じように、スノーボードでもだいたいどんなことはできるようになるものです。

身体を倒し込むようなビテリーターン。板をつかみながら行うグラブターン。ジャンプ・トリックのメソッドや360、コブを切り裂くようなショートターンでも!ほぼどんな方でも練習をすればできるでしょう。

もちろん、筋力が高く身体能力が高ければ、アドバンテージ。
だけど、自分が「うまくできないな。」と思うことは、大抵、技術力のなさから来ることが多いので、ぜひあきらめずに練習を続けてほしいのです。

うまくダンスができなかった人が、いつかカッコ良いステップを踏めるように。
きっとあなたは目指していたトリックができるようになるでしょう。
楽しみながら練習を続けていけば、きっと目標としていたトリックやターンができるようになるでしょう。

 

飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴34シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等スノーボード・メディアでのハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWing誌では、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に!その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ&ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、シーズン中に一回は日本へ帰国しコーチングも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、今なお世界中の多くの人にスノーボードの楽しさを伝え続けている。2016-17シーズン、ウィスラーのインストラクターMVPを獲得!!

 

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