【ハウツー】スノーボードでありがちな早リアクションは失敗の元

 

不安になると、必要以上にアクションが早くなってしまう人がいます。

例えば、慣れない街での車の運転。迷ったら冷静に看板を見ながら真っ直ぐに走って何かの目印を探せばいればいいものを、やたらに曲がってよけいに自分の居場所がわからなくなったり・・・。

人と人とのコミュニケーションも同じ。
リアクションが早過ぎて思ってもみなかったことを言って失言をしてしまったり。
これもリアクションが早過ぎる失敗例でしょう。

スノーボードも同じところがあって、早いリアクションで失敗しているケースが多々あります。
ターンにしてもジャンプにしても。
そこで、今回のハウツー・コラムは、それぞれのシチュエーションでのよくありがちな早リアクション例を挙げて、滑りが改善できるアドバイスをしましょう。

それぞれのポイントしては、もうちょっと待ってみること。この意識で改善できるでしょう。

 

ターン中の早リアクション例

カカト側からつま先側にエッジを切り替える時、切り替えたらうまくターン弧に合わせればいいものをやたらに板を早く回し込んで、せっかくうまくいっていたカービング・ターンをズラしているしまうケースがよく見かけます。

(カカトからつま先側への切り替えが早くなりがち。もうちょっと待てることで、きれいなターン弧が描ける。あなたの板は、もっとゆったりとした回ることを望んでいます。)

ストレート・ジャンプの早リアクション例

キッカーから飛び出す時。できるだけ待ってテールを使って蹴るとうまく高く飛べます。しかし、待てなくてずいぶん手前で蹴ってしまうケースがよくあります。
リップからボードのノーズが出てから蹴れば、よりフワーっとした気持ち良いジャンプができるのに。

(ボードのノーズが出る前に蹴ってしまう人は多い。もっとテールでホップするくらいの意識で待てば、より浮力ある気持ち良いエアーができる。)

ハーフパイプの早リアクション例

待てばもっと高く飛ぶことができるのに、リップ手前でアクションを開始。結果、高さの出ないエアーになっているケースがよくあります。
以上の例、心当たりがある方もいるのでは?

まとめ

なんで、早リアクションになってしまうかというと、やはり慣れないことをやる時に不安なのだと思います。だから、早くリアクションしてしまう。待つ度胸がないというか。
例えば、スピンに慣れていない人は、やたらに回そうと意識し過ぎて、早仕掛けしがちだけど、それは初心者の段階では仕方ないことだと思います。でも、慣れて来たら「待つ」ことが大切。
待って、エアーの高さを出して、よりスムースなスピンをできるようにしましょう。

できれば、一度、友達にビデオ撮影してもらうことをオススメします。
スマートフォンでもOK。
そこで、自分の動きに「早リアクション」があるのか、確かめてください。
もし、あったら自分に強く、大袈裟に待つよう意識してみます。なぜなら、かなり強い意識で挑まないと、早アクションのクセというのは、なかなか取れないからです。
すると、今までよりももっと気持ちいいラインディング心地、まるでスィートスポットに達したような感覚を得られます。そうしたら、そのテクニックが自分のものになった証拠です。繰り返し練習していくようにしましょう。
いつしか、正しい動きが身に付くようになりますよ。

 

飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴33シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等スノーボード・メディアでのハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWing誌では、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に!その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ&ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、シーズン中に一回は日本へ帰国しコーチングも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、今なお世界中の多くの人にスノーボードの楽しさを伝え続けている。2016-17シーズン、ウィスラーのインストラクターMVPを獲得!!